前回日記の後向かったのは阿佐ヶ谷のサブカルチャー系のイベントスペース「阿佐ヶ谷ロフトA」。初投稿の日記と同様にサントラ研究サイト「劇伴倶楽部」主催の『Soundtrack Pub Special! 「サウンドトラックのあけぼの」』というイベントでした。
入り自体は100人弱入る会場キャパに対して25人くらいとかなり少なく、前売り2日目でチケットを買っても1番目で入れる(2枚目ph)という惨状で、サントラ鑑賞という趣味自体がかなりニッチな状況になっていることを身をもって感じました(しかも約半数が顔なじみ)。
内容は前半がサントラの商品構成を行っているライター3人が各人のお気に入りのサントラを持ち寄り、なぜこのコアな道を進むようになったかを語るいうもの。TVや映画でよく流れる曲が気になり、そこから出所やクリエイターを知りたいといった感じに知識を深めていくうちにスペシャリストになっていったところが共通しており、好きこそ物事を高める原動力であることを改めて認識した次第。
後半はサントラ産業の現状から話は始まり、ここ数年は著しく音楽ソフトの売れ行きが落ち、昔はメーカー主導で商品をよく作れたが、現状では企画を持ち込んでもなかなか採用されず、ある程度話が進みながら中座してしまった商品企画も多く出ており、今ではセールス×××枚(×内数字自主規制)売れても御の字という非常に厳しい時代になっている中で、敢然とインディーズでレア曲の発掘を進める新レーベルの発足と第1弾商品が発表された。原則Amazonの通販のみという非常に狭い流通ワクでの販売のため、買い逃すとまず中古店では流れないであろうというシロモノである。
その後、実現可能性のある企画をいくつか紹介して、客席の反響で今後進める企画を絞りイベントは終了した。
コアな趣味は入り口が狭いイメージを持たれ、敬遠されがちなところがあるかも知れない。しかし、一度ある程度まで入れれば新たな発見がある点は何者にも変えがたい喜びがあり、長く(うまくいけば一生)楽しめる世界だと思っている。
豊かなマニアライフを過ごそうと決意を新たにしたイベントであった。
あはよ~
賀来タクトさんは来たのかにゃ[?]