コロちゃんが、、、

愛犬のコロちゃんが、、、
死んじゃった。

17才だから、
犬としては、長生きした方だと思うから、
仕方ない事なんだけど、

めちゃくちゃ悲しいよ。
とっても、とっても寂しいよ。

毎朝、
「コロちゃん、おはよう！」
「コロちゃん、行って来るね」
って、声をかけていたよ。

コロは、私の姿が見えなくなるまで、
シッポをちぢめて、寂しそうな顔で見送ってくれていた。

私が家に帰り、
車を庭に止めると、


コロは、犬小屋から出て、
私が、車から降りてくるのを、じっと待っていた。

コロのそばに近寄ると、
コロは、シッポを大きく振って、
嬉しそうな顔をした。

そんなコロに、
どんなに癒されてきた事か、、、。

コロは、
家の近くの公園に捨てられていた子でした。

息子が、自転車で帰って来る後ろを、
必死に駆けてくる子犬。

私は、ちょうど、庭先から、
その子犬の姿を見ていた。

それが、コロでした。

まさに、運命的な出会い。
私は、その日の事を、鮮明に覚えている。


それから、17年の歳月が流れ、
コロもお年寄りになった。

犬も、人間と同じなんだね。

足腰が弱って、歩行が困難になり、
目は、白内障になり、
痴呆症になった。

介護生活。

ヨタヨタになったコロを、
息子は、面倒よく時間をかけて、
歩けるうちはと、朝晩の散歩をし続けてくれていた。

誰か来ても鳴かない子だったのに、
夜中でも、鳴いていて、
息子と私が、交代で、コロのそばにいてやった。

外で飼っていた子だったけど、
最後１ヶ月は、玄関の中においた。

痴呆症の薬と、精神安定の薬が必要になった。

「コロちゃん、頑張って！」
「頑張るんだよ！」

そう言い続けてきたけど、

最後の日は、
もう、全然動けなくなってしまって、、、

「コロちゃん、もう、頑張らなくていいよ。
コロちゃんは、充分に頑張ったよ。
とっても、とっても、偉かったよ」
って、私は、声をかけた。

コロは、
とても静かに、息を引き取った。

コロちゃん、
沢山の想い出をありがとう！

コロちゃん、
ずっとずっと、コロちゃんに癒されてきたよ。

コロちゃん、
最後は、辛かったね。
コロちゃんの事は、忘れないよ。
コロちゃん、お疲れ様。
やすらかに、おやすみなさい。