錯綜する情報。

例えば『救援物資を運ぶべき陸路の運転手が、福島原発の事故を懸念して

引き返した・・・』などと、報道されている。確かに、東電の記者会見を観て

いても、自信なさげな担当者が、恐る恐る事態を発表し、記者から突き詰め

られると、あたふたし『それに付きましては、はっきり致しませんので、確認

致しましてから、ご報告申し上げます』と毎回毎回、肝心な部分を、後手後手

に廻している。そんな質問をされるのは、想定済みではないのか?と、原発

に不案内な一般視聴者の、私でもそう思うし、感じる。だから、救援物資を

陸路にて運ぼう・・・としている運転手の方々が怖く、不安になり、引き返して

しまうのは、仕方ないし、当たり前の事だ。挙句の果てに、記者から、

『今、3号機から煙が上がりましたが?』と言われて『えっ?3号機から

ですか?』と、当の担当者が、記者に尋ね返している有り様だ。『原子炉内

の冷却水がスケールダウンしまして、燃料棒が露出して・・・』などと、

専門用語を使って説明しても、我々一般視聴者には、“チンプンカンプン”

だろう。TV番組に出演している専門家の説明に寄って、初めて理解

出来る。公的に、記者会見を行うには、一般視聴者にはっきり解る様に、

平易に説明しなければ、意味がない・・・と、思うのだが。公共の電波を

使って記者会見をするのに、逆に我々の不安を煽る結果にしかなって

いない現実は、如何なものだろうか?政府にしても、そうだ。『福島第一原発

に、付きましてですが・・・』は、良いのだが、『○○マイクロシーベルトの

放射能が検出されましたが・・・』と言われても、そもそも【マイクロシーベルト】

と言う値を初めてお聴きになった方々が、殆どだろう。『マイクロシーベルト

から、ミリシーベルトになった・・・』と、言われても、どれだけ危険な値なのか、

全く、実感が湧かない。その値の危険度も、TV番組に出演している、大学の

教授などが、フリップにして説明してくれて、初めて理解出来るのだ。

政府や、東電の記者会見も良いが、やたらと『何十倍になった・・・』などと

言わずに、どれだけの危険度なのか、TV番組に出演している専門家の

様に、解り易くフリップ等を使って、説明すべきだと思うが、間違っている

だろうか?

とにかく、公式発表にて、被災された方々は勿論、被災していない我々にも

不安を与える様な行為は、一切止めて欲しい・・・と言うか、止めるべきだ。

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