個人意識。

『グラウンド　ゼロ』・・・アメリカのニューヨークの貿易センタービルの二棟

がテロにより、相次いで旅客機が突っ込んだ為に、完全に倒壊した、所謂

９・１１事件の“跡地”が、そう呼ばれている。がしかし、『グラウンド　ゼロ』とは、

第二次世界大戦（日本に取っては、主に、太平洋戦争）の末期、１９４５年

（昭和２０年）８月６日に広島、８月９日に長崎に、アメリカによって投下された

【原子爆弾】の威力の結果、今回の“東日本大地震”による、《大津波》で

流されてしまい、ＴＶでも何度も映し出される東北地方各地の更地の惨状

の様に、当に広島、長崎の更地になった場所が、そう呼ばれていたのだ。

それが、いつの間にか、“貿易センタービル跡地”が『グラウンド　ゼロ』と、

呼ばれ、有名になり、広島、長崎の数Ｋｍに渡って「何も無くなり、何十万人

の方々が亡くなった事実」が、忘れ去られようとしている。

勿論、「亡くなった方々の人数が多い、少ない」は、全く関係無く、“生命”は、

全世界共通に大切なものだ。戦争やテロ等によって、一人の生命も奪われて

はならないのは、当たり前なのだ。

有史以前から、現代に至るまで“戦争”には、必ず“大義名分”がある。しかし、

今は、その事に付いて、述べたい訳ではない。

“自然災害”と言う、人間の起こす、戦争等とは違う、不可避な、或る日突然

襲って来る出来事に付いてなのだ。今回の、東日本大地震によって犠牲者、

行方不明者の方々は、今日の時点で、１万６千人以上だと、報道されている。

だが、その人数は、日を追うごとに増えているのが現状だ。それは、実際に

「悲しむべき事実」だ。

しかし、いくら我が国、日本が“火山列島”“地震列島”だとは、言っても、今回の

大震災は、学者達にも、【予測不可能】だったようだ。私は元々、自然災害を

予測する事は、先ず不可能だ、と想っているので、いつ襲って来るか分からな

い大地震に備えて、日頃から“防災グッズ”は、揃えてはいる。特に、大地震

が近々襲って来る・・・と言われ続けている地方に、住んでいるからだ。

そう言った、日本国民の一人一人の“危機意識”も、必要だと思う。

この日本に住んでいる以上は、個人個人の備え、用意もしておくべきだ、

と思います。

皆さんも、他人任せ（自治体、政府等）にするのではなくて、日頃からの、

ご近所の方々との連携を密に為されて、来るべき大震災に、お備えに

なる事を、お勧め致します。