15日朝、JR新横浜駅で停車していた東海道新幹線の車両の上に男性が登って停電が発生し、一時運転を見合わせたトラブルで、男性は、ノーズと呼ばれる最後尾の車両の長くせり出した部分から登っていたことが分かり、警察で詳しい動機を調べています。
15日午前6時前、JR新横浜駅に停車していた広島行きの始発列車「ひかり493号」の屋根に男性が登って感電したため、停電が発生しました。
この影響で、東海道新幹線は始発から東京と小田原の間の上下線で、およそ1時間にわたって運転を見合わせました。
警察によりますと、男性は20代とみられ、服が焼けましたが、意識がある状態で病院に運ばれ手当てを受けているということです。また、ホームの防犯カメラには、男性がノーズと呼ばれる最後尾の車両の長くせり出した部分から登っていく様子が映っているということで、警察は詳しい動機を調べています。
JR東海によりますと、架線には2万5000ボルトの高圧電流が流れていて、近づいただけでも感電するおそれがあるということですが、民営化された昭和62年以降で、こうしたトラブルが起きたのは初めてだということです。
また、このトラブルで、乗客およそ9万7000人に影響が出たということです。
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