完璧の向こう側


映画『ブラックスワン』を観た






役者
というか「表現者」には
様々なタイプがいるらしい



役が降りてくるタイプ
自分を役に近づけていくタイプ
現場で役に切り替わるタイプ
etc



役者さんそれぞれの
アプローチの仕方
演じ方があるらしい







この映画の主人公は
自分を役に近づけていくタイプなのかな



自分の中にない要素
"悪"を演じられずに苦悩する





つややかさ
あでやかさ
なまめかしさ
傲慢さ
気ままさ
おおらかさ
したたかさ





常に完璧を追い求めてきた自分に
決定的に足りないもの







知らないもの
経験したことのないものは
体現しようがないわけで



素の自分の
人生までもが問われちゃう


「演じる」って
「生きる」ことなのね








最後



見事に白鳥と黒鳥を
まさに"完璧"に演じきった
主人公の



後悔も
苦悩も
絶望も
諦観も
憎悪も
嫉妬も
焦燥もなく



遥かな高みに
登りつめた者だけが見せうる
"完璧"な笑顔に



胸が震えるのを
禁じえないのだ

コメント

私も見ましたよ。

be amie内でも見た人多いみたいですね。

生きることとは演じること…

共感しましたわーい(嬉しい顔)

私も日々ダメ社員を演じています。

時たま嫌気がさしますが、なんとか持ちこたえていますよ。

ストイックに生きる人間は魅力的に感じてしまいますほっとした顔


アイ・ラブ・ナタリー揺れるハート

ハジコ 2011年06月11日

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