大した話ではありませんが、もう30年ぐらい前の話です(もうそうになるか?真面目に終わるかは、左手の親指に聞いてください)
名古屋市を東西に走る東山線の覚王山駅はのびたが大学二年から卒業まですごした下宿の最寄り駅です
のびたは、元は東京都のはずれ、埼玉県との境にある板橋区に住んでおり、小学校から高校までは区内にいました
高校時代は、スポーツも勉強も「ソコソコ」の成績で、進学か就職か漠然と考え、とりあえず受験し見事全滅。一年浪人して名古屋の大学になんとか受かりました。
始めて自宅から出ることになり、大学の寮にするか?(屈強な先輩に酒飲まされたら…)、大学近くに下宿するか?(いきなり1人で炊事、洗濯、掃除は大丈夫…)ということで、岐阜県羽島市竹鼻町にある叔父さん宅(母の実家)に居候することになりました(離れの部屋が空いていたので、食事とお風呂は叔母にお願いしました)
名古屋や岐阜の方はおわかりになるかと思いますが、東京と違って街がコンパクトな名古屋では通勤、通学には一時間が限界という土地柄の中、のびたの居候先は一時間に電車が四本しかないローカル線ぞいであり、朝は一時間半、帰りは下手すると二時間もかかるような場所でした
とはいえ、大学の1年は教養課程でもあり、比較的単位取得のために授業にも真面目に出て、寄り道も控え目に通学していました
が、2年の夏休みが終わると、サークルも忙しくなり、一方で単位取得の目処もたち、だんだんと通学時間が惜しくなりました(単に叔父さんからの監視から離れたかったからでもなく、ましてや○の子と遊びたいわけでもありません、って嘘っぽいですね)
で、一念発起し叔父に秋休みから名古屋に下宿したいと申し出た所、烈火のごとく怒られ、正座して約一時間お説教されました
「お前は妹から預かった大事な子供だから卒業までは俺の責任だ!」、「下宿したらお金もかかるからお袋に迷惑をかけるな!」、「学生は学業が本分であり下宿したら遊びにはまる!」、と至極もっともなお叱りでした(基本、この三つが延々とループして耳が痛くなりました)
結局、その日はお許しが出ずに部屋に戻りました。のびたにとっては人生で一番怒られた夜でした
なんか読みかえしたら、人さまに見てもらう内容ではないかもしれませんが……後編に続くはず
コメント
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湘子さん
おはようございます
味噌煮込みは是非お試しください。一度食べるとたまに食べたくなる味です
あ、偶然ですね。のびたの実家は有楽町線と東上線の駅があり、高校は三田線ぞいでした
四国ご出身なんだ。のびたはまだ行ったことないですから一度は行って「うどん」とか食べてお遍路さんを回ってみたいです(定年後ですね)
はい、始めて親元離れて暮らす不安はわかりますよ。確かに「仕込んで」いただいたって感じです
後編は果たしてどうなるか?左手の親指のみぞ知る
こんばんは~
味噌煮込みうどんの写真と説明有難うございました。
八重洲のお店、機会があったら行ってみたいです~
のびたさん 板橋に住んでたんですか、私も板橋にも
住んでたんですよ
地方で通学一時間半はキツイですよね~。
下宿したいってお気持ち分かります。
でも叔父様は責任があるからお叱りになるお気持ちも
分かります。
私も四国の田舎から上京して暫く叔母の家に居候してました。
何も出来なかった私は叔母に随分世話を掛けてしまい
東京では親代わりだったので厳しく叱られたりしました。
何とか仕込んで貰って1人暮らし出来るようになった
叔母には感謝してます。
弱虫だった私にとって親元を離れて生活した事は
とてもプラスになりました
後編楽しみにしています~
裕紀さん
はい、裕紀さんが小説でのびたが怒るシーンを描いていたのと、叔父にあったことで、遠い記憶が思い出されました(笑)
「叱る」って難しいですよね。だんだん不安も感じつつ、後編に少しだけご期待ください
歩ちゃん
今、最寄り駅につきました。妻が怒ってそうで心配です(笑)
い、一応真面目な学生だったはず、強くたたくと「ほこり」や「ボロ」が出そうでが、まだ「種」はなかったかも
確かに、親元を離れて暮らした経験は自分には良かったです。しかも二段階でしたから、四年間一人とめも少し違いますね
いずれにしても、後編に……(自身なさげに)ご期待ください
akiさん
最後は「本山原人」らしく、本山駅から名駅にでて帰ってきました。
本山は少し変わってましたが、松坂屋ストアはまだありました
え、覚王山で仕事?あの女子大の付属でライフル教えていたとか?あるいは日泰寺の住職ですか?
いずれにしてもローカルなご縁に感謝です。後編、どうなるんだろう
私はのびたさんに説教されました(笑)
って、それは実話じゃなくて小説の話か…
怒られる、決して気分の良いことではないけど、子供から卒業して大人になるためには必要なことですよね
続き、楽しみに待ってますね
かつさん
あ、ありがとうございます。岐阜や名古屋への気持ちを素直に残しておこうかな、と思いました
っすが、男爵といい、お姉さまといい、「このまま終わったらakiさんに頼んで、○○するぞ」みたいなプレッシャーがありまして、後編をどうするか思案中です
いずれにしても、明日以降にご期待?願います
かなたん
コメントありがとう。やはり身内に怒られるのは違いますね。最近は親の世代も若くなり、身内に怒らなくなったかもねお客様はさておき店長さんは身内みたいな気もします