妻の実家を抜け出し……

「あ、ゴメン。待った」

「う、うん。今来たとこ(本当はのびたさんに逢いたくて、３０分も前に来ちゃったよっ)」

「でも、ビ、ビックリしたよ。いきなりメールで『初詣に連れて行って』なんて言うから。まぁ、かみさんの実家で少し退屈してたから、ちょうど良かったけどね」

錦糸町駅で待ち合わせて、二人は亀戸天神へ。境内から本堂を見ると背後に東京スカイツリーが見える。昨年から人気になったが、３日になり少し人手もまばらだ

「何お願いしたの」にっこり微笑みながら彼女は尋ねる

「うーん、内緒……」のびたはいたずらっぽく笑いながら答える(もちろん、今年の大河ドラマと映画の成功を祈願したなんて、恥ずかしくて言えない)

年末にカラーリングしておいたので、白髪も目立たないかな……などと考えながら二人はおみくじをひく

彼女は大吉、の、のびたはなんと大凶チッ、おいおい、正月位は吉以上にしといてくれよ…なんて考えながら、ま、らしいかな？などと納得する

そういえばスペシャルイベントも一人違いで２列目だったし、ハイタッチも一番になりそこなったんだよな……と、マイアミのk○z○さんのことを思いだす
飲むと電話魔になるんだよな、今度荻窪で飲もうとか…でもたまにはオヤジたちで飲むのもいいよな……と、ふと思う

あれ、あれ、さっきまで初詣に来ていたはすなのに、なんでオヤジ三人で飲んでんだろう？


「パパ、パパ、早く起きてよ。バドミントンしようよ？」

え、なんだ、夢か。でもいい夢だったな。

あ、出来はイマイチでしたが、初夢もどきということでご容赦ねがいます

只今、妻の実家を出て電車で帰る途中です。なぜか隣に綺麗な外国人女性が座り、ドキドキしています(笑)あ、ここだけ現実です