DVD発売

 長年の知り合いに、ハワイ・マウイ島にあるビショップ・ミュージアムの魚類学専攻のリチャード・パイルという学者がいます、彼が1995年に提唱した、ダイバーが一般的に潜水する水深は最大でも60m程度で、ここまではデイライト・ゾーン、潜水艇が調査を開始する水深150m以深はミッドナイト・ゾーンで、その間をトワイライト・ゾーンと呼ぼう、なぜなら、この水深が最も調査されていないと言ったのです。
 そして1997年にはパラオを中心にミクロネシアの調査をしました。その当時2週間の潜水で25種類以上の新種を発見しました。

一般的に現代において新種は、なかなか見つかりません。ところが2週間で20種以上とは異常です。それほど60m以深150m程度はまだまだ未開の水深という事になります。

 しかし、なぜこんな水深に潜って調査できるかといえば、ヘリウムガスを潜水用呼吸ガスとして使用するための減圧方法が確立されたこと、さらにリブリーザーという器材の発達によってダイバーが深いところでも長く呼吸が出来るようになった事にあります。

 私は、昨年はNHK―BSでこの水深をテーマにした番組をお手伝いさせていただきました。そこではやはり新発見が色々とあったのです。・・・しかし、残念ながら、ちょっとした問題が原因で番組は1シーズンで終了してしまいました。聞くところによると評判は良かったらしく、再放送の依頼も多々あったという事です。そういうわけでしょうか、1月18日にDVDが発売になるようです。
 興味ある方で番組を見損ねた方はぜひご覧ください!

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