マイペース次男坊

うちの次男坊、
Ｂ型マイペースな子。

その子が、幼稚園年少の時の話なんだけど、
発表会みたいなのがあって、
キラキラ星の合奏だった。

私は、息子の晴れ姿をビデオに納めようと、ドキドキワクワクで、ビデオカメラをスタンバイ。

幕が開くと、
ちっちゃな子供達が、
額の所に、自分で作ったお星さまの絵を付けて、キチンと並んでる。

先生のオルガンに合わせて、礼。

なんか、それだけで(T^T)ウルッときてしまう。

ジワッと涙が出そうになるのを堪えて、ビデオカメラを回す私。

木琴の子。ハーモニカの子。シンバルの子。小太鼓の子。カスタネットの子がいて、
うちの子はタンバリン。
全員で８人。

曲が始まると、みんな、
自分の担当をキチンと演奏していた。

が、しか～し、
うちの子、タンバリン振りながら、舞台に立つみんなの周りをグルグル走ってる。

うそ～w(ﾟoﾟ)w

さて、次ぎは、
お星さまを、カエルの絵に変えて、
カエルの歌の合唱。

♪カエルの歌が聞こえてくるよ♪♪
まで歌うと、
次ぎのグループが、
♪カエルの歌が…♪♪
って、ずらして歌うの。

なのに、
うちの息子、
はたまた、みんなの周りをピョンピョン跳ね回ってる。

「え～うそ、うそぉ～」
そんな、私の声がビデオに入ってる。

なんで、そんなふうに言ってしまったのか？
うそな訳がない。
実際に、目の前で行われている現実。

発表会の後、
先生に詫びた。

すると、先生は、

「最初と最後は、ちゃんと自分の位置に戻ってお辞儀するから、偉いんですよ。
なんとか、みんなと一緒にやらせようとしたけど、
どうしても、じっとしていたくないみたいでね。
○○君は、流れ星だし、カエルさんって事にしたんですよ。
かわいかったでしょう！」
って、ニコニコと話てくれた。

岡山の田舎、のどかな環境の中で、おおらかな先生の元で、
うちの次男坊は、のびのびと育った。

先生は、
「○○君、困ります」
って言う事もなく、
「発表会に向け、順調に準備ができていますよ。
楽しみにしていて下さいね」
って、言って下さっていた。

こんな子なのに、
みんなにいじめられる事も、
仲間外れにされる事もなく、
本人は、楽しそうに通っていた。

先生に、感謝、感謝なのです。

あの時は、恥ずかしく、
穴があったら入りたい気分だったけど、
今観ると、
確かに、かわいい[☆]
（親バ○だね）