6回目の駅方向の途中の停留所でお客さんの乗降はないが停めた。「間もなく2:46になります。黙祷させてください。よろしければご一緒にお願いします。」一分間…。「ありがとうございました。発車します。」そして駅到着。降り際に年配の女性が「わざわざ止まってくれてありがとうございました。ちょうどバスで移動中だからその時間には無理かと思ってたのでよかったです」「ありがとうございました。」「さようなら。」みんな降りるはときに一声くれた。こんなことははじめてだな。勝手に途中で停まって下手すりゃなんか小言でももらうかも…なんて人間不振気味の俺は考えてた。たまたまこの時間に居合わせた8人が黙祷という時間を共有したわけだ。
たまたま居合わせたといえば、震災当日その時間、福島のデパートで買い物中に揺れに遭い商品は倒れてきて明かりは消え、非常ベルがなり、天井板が剥がれて落ちてくる中、恐怖で顔がひきつって立ち尽くしてたおばちゃん、天井板が剥がれて落ちかけてる下にいて危なかったから、うちの家族の横に引っ張ってきて一緒に伏せてたけど、その後どうしたかなー。
デパートからの帰り、地割れだらけの道を居合わせた何台かで交互に誘導しながらゆっくりと穴をまたいで通り抜けたときの人達。しっかりと顔を覚えてる。そういうときの事って忘れないもんだね。
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