あのさ、たまに交差点の反対車線との区切りのために
ガードレールで囲われた小さな三角地帯があったりするよね。
なんとなく芝生になってて、そこに木が一本、植えてあったりする。
そんなに大きな木でもなく、名前なんて全然わからないような木。
一応なんか植えとこうか、みたいな印象。
芝生の中は、心無い人間達が、信号待ちついでに捨てていった
コンビニの袋に入ったゴミや、空き缶や空き瓶が散乱してる。
そんなのを見ると
(この木、こんなとこに植えられたくなかっただろうな~)
って思う。
道路拡張とかになったら、この三角地帯もいらなくなって
この木も
『はい、じゃま、じゃま』
って、どかされちゃう。
植え替え場所が無かったら、廃棄処分とかになっちゃうのかな。
なんか、それまでの間の間に合わせで植えられちゃってる感じだね。
街路樹やお庭の木のように、大事にお手入れしてもらえるわけでもなく
桜並木のように、たくさんの人達が見に来るわけでもなく
お友達もいない、気に止める人達もいない道路の真ん中で
ポツンって一人で立ってる。
交通量も多いから、排気ガスだらけだし
自分の足元はゴミだらけ
錆びて汚れたガードレールに囲まれた、この小さな三角地帯が
この木に与えられた居場所。
でも、スゴい!
それでも春になると、一生懸命、枝に小さな花をたくさん咲かせてる。
与えられた環境の中で
文句を言うこともなく、手を抜くこともなく、精一杯生きてるよ。
あ、よく見たら…
ゴミを押し退けて
『雑草』なんて人間に勝手に呼ばれちゃってる草達も、花を咲かせてる。
ガードレールを止めてるコンクリートの脇からも
ほんのちょっとの土に根を張って、草達が花を咲かせてる。
そっかぁ~、一人ぼっちじゃなかったんだね~。
この小さな三角地帯で、お友達たくさんだ。
もし、街でこんな木を見かけたら
一言でいいから、話かけてあげて。
『きれいだよ~』
って。
そしたらきっと、次の年は
もっと強くて、素敵な花を咲かせる。
mayuちゃん、おはよ~









から、作家さんもいいな~





あ
なんか、ちょっと、言いたいこと伝わった感じかな~
それなら嬉し~
作家さんか~
文章書くの超楽しい
『大きくなったら、なりたいものリスト』
に入れとこ~