新機軸『日記三段活用』

普通の日記編：

昨日、電車に乗っていたら、目の前に老人が・・・思わず席を譲って上げました

ちょっといい気分、でした

タンマ


アメリカン・ジョーク編：

昨日、電車に乗っていたら、目の前に、眼光鋭い老人が来たんだ

でも、さすがに、俺より年上だと思って、「座りますか？」って、言ってあげたんだ[I:198]

すると、その老人、「フッ」と苦笑して、こう言ったんだ・・・

「私も、いつまでもクリント・イーストウッドの気分で、格好つけてたけど、もう、席を譲られる年になったんだな」

って・・・あ、この人、まだまだ自分は若い気持ちでいるんだな、ってわかったんだ・・・じゃあ、って、こう言ってあげた

「いやいや、あなたは、まだクリント・イーストウッドの気分でいて下さっていいんですよ・・・ただ、彼には俳優ではなく、監督の顔もあるので、この座席、監督の椅子（ディレクターズ・チェア）として座っても、いいんじゃないんですか？」

ってね・・・そしたら、その老人、ニコッと笑って、こう返してくれた・・・

「そうか、ありがとう、もう私は、座らせてもらうのに、『許されざる者』じゃ、ないんだね」って・・・

さすが、イーストウッドの監督作品タイトルでシャレるって、なんて粋な老人だって、感心したね

だから、最後に、こう言ってあげたんだ・・・

「そうですよ、座って下さいな・・・でも、席を立ったら、いつでも、『ダーティー・ハリー』に戻って下さいね」

・・・な～んてね

See you！

マイク・タマー（Mike Tammer）


和歌編：

せきゆずり　ためらふじいを　ときふせて　ふたことみこと　かわすふれあい

訳
「電車に乗っていて、老人が目の前に来て、固辞されたもののなんとか席を譲ってあげたが、その際、二言三言、楽しい会話をすることができた。一期一会の出会いだが、こういったコミュニケーションで、人との触れ合いを感じるのも、また素敵なことだなと思った次第である」

藤原玉磨