好きなHANASHI

これからおやすみの方も、お腹の薬を飲む方も、大石JUNICHIです。

今日は、なんの脈絡もないのですが、ぼくの好きな話をします。


ほんの10年ほど前まで、お腹が痛くなったときに飲む薬というのは『正露丸』が独走状態で最も売れていました。
正露丸といっても違う会社が『正露丸』という名前でそれぞれ出しているのですが、大幸薬品の、いわゆる『ラッパのマークの正露丸』が50%以上のシェアを誇り、数十年間もの間ダントツで1位を取りつづけていました。業界では『日本には腹痛の薬と言えば正露丸というイメージが定着していて、もう新しい商品を出しても売れない』と言われていました。

しかし、ここに革命的な商品が生まれます。
『ストッパ』です。
みなさんも一度は聞いたことがあると思いますが、『水なし一錠』で飲める下痢止めで、水が無くても飲めるのでいつでもどこでも飲めるというすごい薬です。

この『水なしでいつでもどこでも飲める』ということが、電車の中でも会社・学校でも飲めると評判になり、発売してすぐに急激に売り上げを伸ばしました。
さらに電車や駅のトイレなどに広告を展開し、崩すことが出来ないと言われていたシェアを10数％も獲得、都市部ではさらに多くのシェアを獲得するのです。


ではなぜ、ストッパはそれほどまでに売れたのでしょう。
それは、『水なしで飲める』ということがとても画期的だったからです。
ではなぜ水なしでも飲めるようになったのでしょうか。


ストッパは『LION』という会社の商品です。
ライオンといえば、まず思い浮かぶのは衣類用洗剤や食器用洗剤ではないでしょうか。薬のイメージはあまり無い方もいるかもしれません。
そのイメージ通り（？）ライオンという会社は洗剤の技術開発が進んでいて、その中の一つに『粉洗剤を溶かしやすくする』技術があります。
簡単に言うと『洗濯機の水が少なくても溶け残らずにきちんと洗濯できるようにする』という技術です。
なんとライオンはこれを薬に用いて、口の中の唾液程度の水分でも溶ける下痢止め薬を開発したのです。
これが『ストッパ下痢止め』です。

口腔内速崩壊技術と呼ばれるこの技術を用いたストッパは、発売してすぐに驚異的な売り上げを記録し、瞬く間に数多の薬を抜き去り一気に下痢止め薬でシェア2位にまで昇りつめます。
現在のシェアや販売数の情報は公開されていませんが、ストッパが一番売れているというお店もあるそうです。


この『洗剤に使われていた技術を薬に用いたことで、難しいと言われていたお腹の薬で一気に2位にまでなる』という話はテレビで観た話の受け売りなのですが、ぼくはこの話が大好きで、たまに思い出すと自分のことのように自慢げに話します。


頭がいい人が世の中を便利にしてくれる話はとても好きです。
頭のいい人ありがとう！といつも思います。

今どうしてもこの話を書きたくなったので、ただ書きました笑


≡☆告知☆≡

8月5日（日）19：00～
＠渋谷THEGAME
ミュージシャンの合間にネタをやらせてもらいます。

8月6日（月）19：00～
『スマイルスパーク』
＠中野芸能小劇場　
チケット：1000円
（さとすえさん、マリッジブルーこうもとさんも出るようです）

8月7日（火）19：00～
『無料ライブ』
＠新宿ミラクル　
チケット：無料

8月17日（金）18：15～
『オスカーライブ』
＠西新宿ハーモニックホール　
チケット：前売り1300円


どのライブもお声かけいただければチケット取り置きいたします。
ここのコメント欄でも結構ですのでお気軽にどうぞ～◎


それでは最後に、KREVAの『イッサイガッサイ』を紹介して終わろうと思います。




大石からは以上です。