前回のインコの正体

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ワカケホンセイインコです。別名ツキノワインコとも言いますね。
漢字で書くと、輪掛本青鸚哥。
輪の掛かった本当に青い(自然界では緑を青、青は瑠璃と言うようです。違っていたらゴメンナサイ・・・(^_^;))インコということらしいです。

今回はボランティアで調査をしています、ワカケホンセイインコについて書かせて頂きます。

この写真は、資料として静岡県にある掛川花鳥園で撮ったものですが、関東では東京工業大学のねぐらを中心に、約1000羽以上の野生の集団がいます。
ねぐらからの行動範囲は約30km。
主な発見場所は、東京都・神奈川県相模原市・埼玉県所沢市等。
東京ですと、新宿御苑・砧公園等見晴らしの良い公園等で見ることができます。
何故公園なのかと言いますと、見晴らしのいいところを好むようです。
外敵の早期発見の為か?、目立ちたがり屋さんなのでしょうか?

背の高いけやき・プラタナス等の木に営巣します。
今の時期は、ちょうど番で巣穴を決定する頃でしょう。
巣穴が決まれば、雛が育つ5月~7月まで生活が始まるわけです。

前回の写真のように、高い場所にいますし、緑色なのでカムフラージュしていたりで、なかなか見つけにくい鳥ですので、鳴き声を確認し見つける方法をとっています。
ずっと見上げていると、首が痛くなる場合もあります。

もし興味があって、確実に見たいというのであれば、東工大のねぐらに行かれると良いでしょう。
ねぐらに入る時間になると、偵察隊の合図で鳴きながら一斉に入ってきますので、ここだけ動物園?と思うほどです。
見ごたえありますよ。

日本鳥類保護連盟のHPにはワカケホンセイインコについてのページがあります。
興味が有る方は是非御覧くださいね。
http://www.jspb.org/wakake/wakake.html

それでは

コメント

mamorukunさん

生態系に関しては、特に問題視されてないような気がします。(^^ゞ
やはり、雛などは猛禽やカラスなどの捕食者に狙われるので、一定の数より増えないみたいです。

ありがとうございます。

hirohiro 2012年12月20日

ペットとして飼われてた物が

逃げ出して野生化したんですね

でも、そんなに沢山生息してるとは思いませんでした。

生態系には影響ないんでしようか?

mamorukun 2012年11月24日

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