平清盛132

平清盛のあらすじ報告の感想を求めております。鎌倉頼朝の館 その頃、鎌倉の居を構えた私のもとに次々と平家の家人たちが降伏してきた。土肥実平は昨年降伏いたしましたる梶原景時にござります。藤九朗は景時とやら。面を上げよ。頼朝はおお。そなたは。景時は恐れ入りましてござります。頼朝は平家方の将でありながら、何ゆえ我らを見逃した。景時はあの石橋山で、あなた様を一目見て、天下を治める器のお方と見極めましてござります。もしも許されますれば、頼朝様の家人の末座にでもお加えいただきとう存じます。藤九朗は梶原景時を鎌倉殿の御家人に加える。この頼朝様に謁見かない、主従の礼をとった家人のことじゃ。ここにいる方々も皆そうじゃ。しかしそう堅苦しいことにあらず。要は御家人たちは殿をお支えし、お守りする。そして殿は御家人たちの働きに報い、皆を守る。この約束事こそが、この新しき仕組みの要じゃ。景時はははっ。時政は感無量じゃな。あの生白きお方が東国の荒武者どもをここまで見事にまとめ上げた。政子は平家を恐れず、殿に賭けられた父上のご決心もまた、お見事にござります。時政はもとよりあの方には備っておったのであろう。天下を治める才が。

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