基本的に東京都立高校の数学については、
実にオーソドックスで、シンプルな問題が殆どです。
物の本には、
「ユニークで、受検生を悩ませる高レベルな問題も・・・。」
などと書いてありますが、
そんな事はありません。
学校のワークをしっかりとこなし、
問題集などで応用力を、それも、さほどのレベルではない応用力を身に付けていれば、
解ける問題が全てと言っても過言ではありません。
数学が苦手、あるいは苦手意識を持ってしまっている皆にとっては、
難しく感じるかもしれませんが、
基本をしっかりと理解していれば、
7割程度は数学で取れるはずです。
それから、東京都立高校の出題は非常に親切です。
「ただし、答えに根号が含まれるときは、根号を付けたままで表せ。」
と、問題文に書かれている時には、
解は必ず、根号を用いて表される数となります。
逆に、上の一文が無い場合、解は必ずと言っていいでしょう、
整数となります。
ですからこれを、解が正しいかどうかの判断基準として使うといいでしょう。
ただし、時間は50分と限られています。
その限られた時間の中でどう問題にアプローチするか、
それも重要となるでしょう。
私だったらどうするか、ですが。
大問1ははっきり言って易しいので、まずこの問題から解き(かつ迅速に)、
完答を狙います。
ここで時間を使ってはいられません。
大問2は、基本的には解き始めて完答を狙い、
さっさと終わらせたいところですが、
(2)で時間を取られてしまう可能性もあるので、
(2)で少しでも手こずり始めたら、後回しにします。
大問3、関数の問題は、そう難しくないので、
ここも頭から解き始め、完答を狙います。
大問4は、最後の問題に時間を取られます。
ですので、さっと解けそうだったら解きますが、
時間を取られそうだったら後回しにします。
大問5は、解き始めて最後まで解きたいところです。
つまり、順序としてはこんな感じです。
大問1、(1)〜(9)
↓
大問2、(1)
↓
大問3、(1)〜(3)
↓
大問4、(1)、(2)
↓
大問5、(1)、(2)
↓
大問2、(2)
↓
大問4、(3)
といった流れでしょうか。
繰り返しになりますが。
東京都立高校の数学は難しくありません。
怖れる事無く、臨んで下さい。
受験生の皆の健闘、志望校への合格を祈ります。
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