今日の話は、お気に入りの「怪談新耳袋」より
「隣の女」です!
ある古ぼけたアパートに若い男が住んでいました。
ある夏の夜、男は古いギターをかき鳴らしながら大声で歌っていた。
気がつけば夜中の12時半!
あっ、ヤバい
と思い壁に耳を近づけたが苦情がくる様子は無い。
そして朝になり、玄関を出ると隣のおばさんが不自然な笑顔と共に立っていた。
「お、おはようございます!」
驚きが伴った感じの挨拶を男がすると、おばさんは愛想良く挨拶を返し部屋の中へ入っていった。
「ん?」
おばさんの後ろに隠れていたのか子供が・・・
子供・・・だろうな?
身長からすると。
というのは、その人は全身黒ずくめ!
黒い上下の服に黒い帽子、腕には黒いアームウォーマー更に黒いマフラーで顔は殆ど隠れて見えない!
「さっさと部屋に入りな!」
先程のおばさんが黒ずくめの人間と思われる物に対して命令すると、その黒い物は部屋に入った。
男の頭の中は明らかに混乱していた。
「今のは何だったんだ!」
時間が経ち、男が部屋でくつろいでいると・・
トントン
扉をノックする音が。
扉を開けると宅配便の男が汗だくで立っていた。
「すみません!隣の荷物を預かって欲しいんですが!」
「あっ、いいですよ!」
男は軽く引き受けたのだが・・・
その荷物は・・・
次回に続く!
コメント
いいね・コメント投稿・クリップはログインが必要です。
ログインする
不適切なコメントを通報する