映画が好きで好きで、あんなにたくさん観ていたのに、最近はめっきり意欲が無くなった―と、痛感する事数年
理由は簡単で、観る側から作る側になったから、純粋に作品を観る眼を失いつつある
アラや裏側ばかりが見えてしまい、作品に没入出来ない自分が嫌になり(曲がりなりに監督経験がある人間はそうなる)、それでは本末転倒、純真な自分に戻ろうと、年に一回は見返す映画が何本かある
そのうち、年末に観ようと企んでいるのが『バグダッド・カフェ』『地下鉄のザジ』『街の灯』『シンドラーのリスト』『戦場にかける橋』『ドラキュラ』
これらの作品は古くはVHSからLD、DVD、ブルーレイに至るまで、リリースされると必ず買うタイトルの一部(基本、エアチェック派ではなくソフト派)
上記の作品、手放しで最高傑作だ、とまでは思ってないけど、引き付ける何かがある
それは雰囲気
これは幾ら緻密な計算をして映画を作っても狙えない部分で、でも本当にいい映画って、それがある
これらを観る度、こんなの自分じゃ作れないと嘆き映画に怯え、いつか作ってみたいと自分を鼓舞し映画への希望を貰う
でも今回、日本映画を見返さないのは、日本人の自分には余りにも身近過ぎで、映画に向き合えない自分の弱さを露呈してる気もしてる
つくづく、映画ってやつは
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