『Fairy a whisper』
〜妖精たちのささやき〜
作:零ちゃん
ここは、地球・・・。
遥か未来の地球、2***年迄地球を支配していたのは、人間という愚かな生き物。
自らの手で、文明を繁栄させ、自らの手で絶滅していった愚かな生き物。
その人間文明が絶滅して数百年、地球は自らの力で緑を復活させ、新たな命が生まれた。
そう、この物語の主人公となる妖精達である。
妖精は、地球の自然が生んだ、新たな種族。
火の妖精は活火山から生まれ、大地の妖精は恵みの大地から生まれる、水の妖精は大いなる母の海から生まれた、風の妖精は大草原を走り回る風から生まれ、そして花の妖精、地球が新たに命を授けた草花から生まれた最も種族の多い妖精たちだ。
この妖精たちの話に耳を傾けてみようではないか、何をささやき、どんな物語になるのか、新たな発見を得るために・・・。
テーマソング:吉川 /きっかけは!You
〜序章〜 春の訪れ
みよちゃん:『う〜ん、よう寝たわ、頭すっきりや、やっと春になってきたな』ヽ(≧▽≦)/
みよちゃんはチューリップの妖精、チューリップの妖精だけあってよく喋る、しかもなぜか大阪弁である(笑)
みよちゃん:『さて、娘達を起こしにいかなあかんな!。あ〜しんど。』(;-_-)=3
みよちゃんは何故か愚痴も多い(笑)
タンマさん:『あ、姉さん春になりましたね、そんなに急いでどこに行くのですか?』(o^-‘)b
タンマさんは大地の妖精、渋くカッコイイ皆の相談役、面倒みがいい分お人よしで直ぐにだまされる。
みよちゃんの格好の餌食?
みよちゃん:『あ、タンマはん久しぶりっ…。って、言ってはる場合ちゃいますやん、春やでみなお越しに行くんや、邪魔せんといてんか。』(●`ε´●)
タンマさん:『(邪魔なんてしてないし・・・。挨拶しただけだし・・・。)』(°∇°;)
みよちゃん:『なんか言うた?』( ̄◇ ̄;)
タンマさん:『いえ何も・・・。(汗)、いってらっしゃ〜い。』(^^)/~~~
みよちゃん:『ほな、さいなら〜』ε=┌( ・_・)┘
この2人はいつもこんな調子である・・・。
みよちゃん:『あ、おったおった、りんや、りん、りん、春やで、はよ起きんか。』(ノ`△´)ノ
りんちゃん:『ん〜、もうちょっと・・・』。°・(ノД`)・°・
みよちゃん:『もうちょっとちゃうやろ、春や言うてんねん起きろ』 o-_-)=○☆
りんちゃん:『とう!』バキッ((((゜д゜;))))
※みよちゃん回し蹴りをくらう・・・。
りんちゃんは、桜の花の妖精、みよちゃんの末っ子である、なんと空手初段黒帯の実力者、普段はおっとりしているが、やる時はやる娘。?
みよちゃん:『痛たたた・・・。』(>_<。)
りんちゃん:『あ、お母さんごめんね、つい体が勝手に』(´ヘ`;)
みよちゃん:『あ〜、もうええわ、早うしてや、次いくで次。』ε=┌( ・_・)┘
りんちゃん:『あ〜待って、お母さ〜ん』〜〜(m´Д`)m
みよちゃんとりんちゃんはお姉さんの居場所を探しに次の場所へ移動した。
みよちゃん:『りん、ちゃんとついてきてはる?』(=゜ω゜)ノ
りんちゃん:『お母さん、早いってば!待ってよぉ〜』O(><;)(;><)O
みよちゃん:『お、りん、おったでお姉ちゃんや』(*⌒▽⌒*)
りんちゃん:『えぇ、どこどこ?わからんよぉ〜』(゜Д゜;≡;゜Д゜)
みよちゃん:『あそこや、ほな行くで』(~▽~@)♪♪♪
りんちゃん:『あ〜待っててばぁ〜』ヽ(≧▽≦)/
みよちゃん:『桃華、春やで起きてはる?』(=⌒―⌒=)
桃華ちゃん:『あ、お母さん、うん、大丈夫!準備万端です。』(≧ω≦)b
桃華ちゃんは、桃の花の妖精そしてみよちゃんの次女、青春真っ盛り、しっかりしているが、遊びたいお年頃なのだ。
りんちゃん:『ハア、ハア、疲れた・・・。あ、桃華お姉ちゃんおはよう。』(*^_^*)
桃華ちゃん:『あ、りん、おはよう、春だね♪、気持ちいいね』(*⌒▽⌒*)
りんちゃん:『うん、気持ちいいけど・・・。疲れたぁ〜。』(≧∀≦)
みよちゃん:『あんたら、しんみりしてはる場合ちゃうで、さっさっと次ぎ行くでぇ〜』( ̄◇ ̄;)
りんちゃん:『え〜もう〜?ちょっとくらい休ませてよぉ〜』(>_<。)
みよちゃん:『何言うてんねん、さっきまで3ヶ月も寝とったやないの?』(●`ε´●)
桃華ちゃん:『りん、ほら手繋いであげるからもうちょっとがんばろ』( i_i)\(^_^)
りんちゃん:『うん、わかったありがとう♪桃華お姉ちゃん』(≧ω≦)b
桃華ちゃんはとっても妹想いの素敵なお姉さん、いつも妹を気遣ってみよちゃんの傍若無人な行動に臨機応変な対応ができる素敵なお姉さんなのである。
みよちゃん:『さ〜次は・・・。ん?あれ?うちって、こんなに子供多かったっけ?』σ(^_^;)?
桃華ちゃん:『お母さん、なに言っているの?3人姉妹でしょ』(≧ω≦)b
みよちゃん:『そんなにおったかな?1人だったような・・・。?』f(^_^;)
桃華ちゃん:『そんなことより、お母さん急いでいるのでは?』(=⌒―⌒=)
みよちゃん:『あ、そうやすっかり忘れとった、急ぐでぇ〜』ε=┌( ・_・)┘
娘に諭されるみよちゃんっていったい・・・(汗)。
みよちゃん:『あ!?、さっきから上でごにょごにょ言うてるあんた、なんやねん?喧嘩売っているんかいな?』
作 者:『いえ、豚(トン)でもございません』σ(^_^;)
みよちゃん:『誰が豚じゃ』(ノ-“-)ノ~┻━┻
作 者:『あ!聞こえた?』σ(^_^;
みよちゃん:『聞こえているに決まっているやん』Σ( ̄□ ̄)!
作 者:『・・・。』≡≡≡ヘ(*--)ノ→逃走→
みよちゃん:『チッ!逃げられたか』( ̄―+ ̄)フッ
作 者:[壁]_-)…もう、いなくなった?じゃ続けます
桃華ちゃん:『お母さん、あそこ』(o^-‘)b
みよちゃん:『おお、おった。さあ行くで!』ε=ヾ(*~▽~)ノ
桃華ちゃん:『はーい』(^O^)/
みよちゃん:『ほれ、ふっきゅん、起きいや』ヽ(≧▽≦)/
ふっきゅん:『はーい、最近忙しくてあんまり寝てない(;´д⊂)』
ふっきゅんはあじさいの妖精、みよちゃんの長女である。
小さいけれど凄くしっかりしていて責任感が強く、この一家の精神的支柱となっているので、みよちゃんも一目置く存在である。
みよちゃん:『冬眠してたんちゃうの?』(?_?)
ふっきゅん:『うん、色々やる事があって寝たのは1月末くらいかな?』σ(^_^;)?
みよちゃん:『あほか?そんなんしてはったらからだこわすで!』Σ(゜□゜;)
ふっきゅん:『はい、ごめんなさい。』(≧∀≦)
みよちゃん:『まあ、ええわ、それよりみんな行くでぇ』ε=┌( ・_・)┘
三 人 娘:『はーい、(^-^)/(ふ)』『はーい、(^^)ノシ(桃)』『はーい\(^o^)/(り)』
まだ雪が残る大地、春の訪れを告げるため、妖精たちが動きだす。
みよちゃん:『花の妖精のみんな〜♪、お祭りやるで〜集まってなぁ!?』(^○^)
かなりの大声・・・。いつもながら迫力がある。
しぃちゃん:『おっはようございます、今年もいよいよだぁ(笑)楽しみ♪』(≧ω≦)b
しぃちゃんはさくら草の妖精、きゃぴきゃぴな娘っ子(笑)。 春の訪れには、欠かせない存在である。
いけちゃん:『おはようで〜す♪、ウキウキするね♪楽しみ♪楽しみ♪みんなよろぴく(笑)』ヽ(≧▽≦)/
いけちゃんは、ひまわりの妖精、まだ早いが夏ごろには、太陽に向かって元気いっぱいな姿を見せてくれるだろう。
でもいつも元気いっぱいである。
ひろゆき猫:『なんなんだにゃ、騒がしいにゃ〜、皆集まって何をしているんだにゃ?』(=^・^=)
ひろゆき猫さんは、人類時代からの生き残り、いわゆる妖怪の猫バスである。
神出鬼没で、いつどこに現れるかはわからない・・・。
ちなみに、作者ですら(汗)
ひろゆき猫:『にゃんだにゃ、いつものやるのかにゃにゃっ?』(=^・^=)?
りんちゃん:『あ、化け猫だ〜(笑)』( ´∀`)
みよちゃん:『あ、こら、りん』σ(^_^;)
ひろゆき猫:『いいんだにゃ、じゃ、苦手なものが来るのでこの辺でにゃ〜』(^-^)/~~
ひろゆき猫さんは妖怪、なので火が苦手なようである。
りんちゃん:『ほな、さいなら〜』(^-^)/~~
わたりん☆:『遅くなりましたぁ(笑)、仕度に手間取っちゃって(汗)』(°∇°;)
わたりん☆は綿の妖精、冬眠する時には、わたりん☆が紡いでくれたお布団が不可欠となるので、みんなからとても重宝されている。
しかし、火に弱いのである^_^;
みよちゃん:『あ、わたりん☆おはよう、でもわたりん☆は1回帰った方がええで、ファイヤーはこれからやからな』(o^-‘)b
わたりん☆:『はっ!、(`_´)ゞ了解!です。むしろ早すぎたか?(笑)、出直してきます。』(^O^)/
みよちゃん:『じゃあ、みんな用意はできとるか?はじめるでぇ〜』ヽ(≧▽≦)/
全 員:『はーい』(^o^)/
みよちゃん:『じゃあまずは・・・。ゆうきく〜ん、いてはる〜?』\(^o^)/
ゆうきさん:『はーい、準備万端で〜す』(o^-‘)b
ゆうきさんは火の妖精、炎をを自由自在に操る、とても頼りになる妖精。
しかし、ゆうきさんが怒りに震えると大変な事が起こる…?
ゆうきさんの暴走を止められるのは水の妖精のみ。
みよちゃん:『ゆうきさん、じゃあ、派手にやってくれますかぁ〜』(*⌒▽⌒*)
ゆうきくん:『はい、いきま〜す、ファイヤー』(~▽~@)♪♪♪
雪に閉ざされた、大地がみるみるうちに溶けて土の褐色が見えてきた。
そして、昨年咲き誇り役目を終えた草花も燃やされ、肥料と化していく。
りんちゃん:『キャンプファイヤーや〜(笑)』(*⌒▽⌒*)
桃華ちゃん:『凄〜い。』(=⌒―⌒=)
みよちゃん:『よしこんなもんやろ、ゆうきさん、ありがとな、来年も頼むでぇ〜』(@^O^@)
ゆうきくん:『はーい、用事があったらいつでも呼んでね♪』ヾ(^_^) byebye!!
みよちゃん:『さて、次はきなちゃ〜ん、おるかぁ?』ヽ(≧▽≦)/
きなちゃん:『は〜い、ここにいますよ♪』(^-^)/
きなちゃんは水の妖精、花々に恵みの雨をもたらしてくれる。
シャイなところがあり、たまにいなくなる(笑)、自分を見つめなおす旅にでるらしい。
みよちゃん:『じゃ、いつもの頼むわ。』(≧ω≦)b きなちゃん:『はーい、行きますよぉ〜、そ〜れっ』(ノ´▽`)ノ
ゆうきさんが、燃やした大地に雨が降り注ぐ、大地に水と灰の栄養が染み込んでいく。
そして、大地が輝きだす。
大いなる躍動を得て・・・。
タンマさん:『おぉぅ、パワーが漲ってきた』p(^-^)q
みよちゃん:『タンマはん、栄養満点になりはった?』σ(^_^;)?
タンマさん:『はい、じゅうぶんすぎるぐらいです。』(≧ω≦)b
みよちゃん:『よっしゃ〜、じゃあ、れいちゃ〜ん、来てくれるかぁ〜』(o^-‘)b
れいちゃん:『は〜い、ご無沙汰デーナイトフィイバー。』〜〜(m´Д`)m
れいちゃんは風の妖精、風をつかさどり花々妖精を飛ばしての種を撒くお手伝いをする。
妖精たちだけでも出来るのだが、風の妖精の力を借りることにより格段に素早く仕事が終わるのである。
全 員:『・・・(*_*;)』
みよちゃん:『そんなん、寒いギャグ言うたら、冬に逆戻りや、春先から勘弁してなぁ』Σ(゜□゜;)
れいちゃん:『すんまそん』m(_ _)m
みよちゃん:『…。まあ、ええわ、じゃあ、いつものやつ頼むで、皆、準備いい?』(o^-‘)b
全 員:『お〜!』\(^o^)/
れいちゃんの風に乗って、花々の妖精たちが大地に種を蒔き始める。
大地から緑の芽が顔をだし、一面褐色だった大地がみるみる、緑色に覆われていく。
こうして、今年も春がやってきた。
みよちゃん:『みんな、ご苦労さん、またよろしく頼むでぇ〜』(‘-^*)ok
全 員:『は〜い』(^-^)/
そして、日が落ち夜のとばりが辺りを包む。 夜になると星達が顔を出す。
そして、彼女がやってくる、そう夜の星々たちの女王様…。
みくりん☆:『みくりん☆登場・・・。って、もう、誰もいないじゃん。』(>_<。)
みくりん☆は星たちの女王様。
夜の世界に輝く女王様、花々達を照らし、安堵の眠りを与えてくれる。
みくりん☆がいるから、皆安心して眠れるのであった。
みくりん☆:『うあ〜、いつもあたしだけ出送れるのよね〜、まあいいわぁ〜化け猫ちゃんでもからかいながら、一杯いっときますか?お〜い!化け猫ちゃ〜ん出てらっしゃ〜い』( ^o^)ノ
こうして妖精たちの住む村も静かに…。
一部盛り上がっているようですがσ(^_^;)? 安堵の夜が訪れたのでありました。
序章おまけ『れいちゃんの星空散歩-序の巻-』
れいちゃん:『らんららん♪夜風に〜なるぅ〜』(~▽~@)♪♪♪
どうやら、風の妖精れいちゃんは夜のお散歩中のようである。
れいちゃん:『およよ?あそこに誰かがいる?行ってみよ〜っと(笑)』(≧ω≦)b
れいちゃんは誰かを見つけたようである。
作者もちょっと気になるのでこっそり着いていくことにしてみよう(笑)
みくりん☆:『化け猫ちゃん、今宵はお花の妖精ちゃん達の目覚めのお祝いよ、さあじゃんじゃん呑みまくるわよ〜』(*⌒▽⌒*)
ひろゆき猫:『みくりん☆、そんな事言ってもお花の妖精ちゃん達は全員寝てしまったんだにゃ、あたしゃ達で呑んでいていいのかにゃ』σ(^_^;)?
みくりん☆:『あ〜ら、化け猫ちゃんそれは間接的にあたしと呑むのが嫌って言っている訳かしら?仕方ないじゃないあたしは夜にしか出てこられないのだから〜』┓( ̄∇ ̄;)┏
れいちゃん:『およよ、みくり姉さんとひろゆき猫さんじゃあ〜りませんか?』(≧ω≦)b
みくりん☆:『あ〜ら、れいちゃんこんな時間に夜遊びかしら?』(σ・∀・)σ
ひろゆき猫:『れいちゃんは、気まぐれにいつもあっちこっち飛び回っているんだにゃ』ヾ(^▽^)ノ
れいちゃん:『そうですよ〜ん♪、みくり姉さんとひろゆき猫さんはこんな場所で何をしているのでしょう?』(≧ω≦)b
みくりん☆:『あたしたちは、見ての通り夜の宴の時間よ〜、れいちゃんも一緒にやる?』(=⌒―⌒=)
ひろゆき猫:『あ!そうした方がいいだにゃ、是非是非入ってほしいんだにゃ』(≧∀≦)
みくりん☆:『あら、化け猫ちゃん随分熱心にれいちゃんの事お誘いねぇ〜?もしかしてあたしとさしで呑むのが嫌なのかしら?』(;¬_¬)ジー
ひろゆき猫:『そ、そ、そんなことないんだにゃ』Σ(゜□゜;)
みくりん☆:『あらあら、図星だったようね〜。まあいいわ、で?れいちゃんはどうするの?』(=゜ω゜)ノ
れいちゃん:『れいは〜お酒飲んだことないしぃ〜よるの爽やかな風を村中に贈らなきゃいけないのでやめときま〜す。おふたりで楽しんでくださ〜い♪』(=⌒―⌒=)
ひろゆき猫:『れ、れ、れいちゃ〜ん』O(><;)(;><)O
みくりん☆:『化け猫ちゃん、やっぱり私たちだけで呑むしかないわね〜』┓( ̄∇ ̄;)┏
ひろゆき猫:『そ、それは光栄なんだにゃ〜』ヽ(≧▽≦)/
みくりん☆:『じゃあ、れいちゃん…。ってもういないし』( ̄◇ ̄;)
れいちゃんは風の妖精気ままに村に爽やかな風を贈り続けるために常に村中を飛び回る。
〜序章〜END〜
澪