念願のナイトフライトをロサンゼルスで。

ロサンゼルス滞在2日目、今日は渡米の目的である12年前に世話になったパイロットスクールの教官と12年振りに再会することになってます。


そして、その教官と一緒にロサンゼルスの夜景を見ながらフライトをするのがもう一つの目的です。


カワダホテルを、朝遅い時間に出て、近くの「シビックセンター」駅からメトロ(地下鉄)に乗車して、レッドラインから、ブルーラインに乗り換えて、目指すはロングビーチ空港に一番近い「willow(ウイロウ)駅」。


ここにも、大須ういろうがあるとか言ってみたりして、異国の地で一人ニンマリしてるのは、あまりにもあやしいね。


駅の近くに「キングスバーガー」発見。


日本にもあるハンバーガーショップだね。


カウンターでハンバーガーを注文する時、まだコインが上手に支払えなくて、また1セント硬貨がまた増えてしまったな。


ハンバーガーの本場の地なので、味を期待したけどマヨネーズとか、ケチャップが少なめで、具がパサパサ


していて味が期待はずれだった。


こんなこともあるよね。


トイレに行こうとしたら、店内にあるトイレなのに25セント必要な有料トイレになってたよ。


サイフから25セント探していたら、現地の人がトイレに近づいてきたので、彼に譲って我慢することになったね。


先程、パイロットスクールのスタッフに携帯から電話して、「キングスバーガー」の駐車場に迎えにきてもらえるようにお願いしたのです。


ほどなく、彼が到着。


初対面の彼に挨拶して、車に乗りこんだよ。


おかげで、短時間でパイロットスクールに到着できました。


到着したパイロットスクールは「スカイクリエーション」。


顔なじみの教官は、他の仕事で遅くなるとか。


事務所の奥からは、訓練生と教官がマンツーマンで授業してる声が聞こえてきます。


自分も12年前も、同じことしていたから、懐かしさがこみあげてくるね。


送迎してくれたスタッフと、アメリカのパイロットスクールの近況をあれこれ話していると、再会を楽しみにしていたN教官が帰ってきました。


12年ぶりの再会です。


以前、他のパイロットスクールで彼と会って、その後彼が代表になって独立されたようで、さらに元はヘリコプターの教官でしたが、飛行機の教官の資格も取られました。


自分がライセンス取得に励んでいた時は、他の教官と訓練受けていたので、実は一緒に飛行機に乗るのは今回が初めてです。


夏は9時半まで明るいロサンゼルスですが、11月のロサンゼルスは5時に暗くなるとのことで、さっそくロングビーチ空港のセスナの駐機場に案内してもらいました。


そして、私のために準備してあった小型飛行機が、2人乗りのセスナ152。


自分はテレビ番組「ミスパイロット」を見て、グラスコックピットの新型172のつもりだったんだけどね。


カルフォルニアは空気が乾燥してるので、日本より飛行機や自動車が長期間持つとか聞いてます。


それだけに、飛ぶのかなと疑うくらい見た目が心配にさせるような機体も多いんです。


新型の172乗りたかったな。本当に。


古タイプなら、日本でも乗れるからね。


アメリカならではの新モデルが乗ってみたいよ。


いつまでもそんなこと言っていても、らちが明かないので、渋々狭いセスナのコックピットに乗り込んだ。


プロペラを回して、タクシーウェーから、滑走路に飛行機を走らせて、管制塔からの「クリア フォア テイクオフ」と離陸許可。


フルスロットルにして、滑走路のセンターラインからはずれないように、両足で上手にペダルを踏んで、50ノットで操縦桿を少し引いて、55ノットで浮上。


60ノットで、上昇です。


ロングビーチ空港のトラフィックから離脱します。


そういえば、最終試験合格した時、ディズニーランドの上空をフライトして帰って来たことを思い出すね。


ディズニーランドの位置を確認しながら、飛行機は自分が試験合格したリバーサイド空港に向けてフライトレベル飛行です。


高度4500フィート。スピードは100ノット。


背中に、夕日を感じながら、機体の高度を安定させるために、アルチメーター(高度計)と、クライブインディケーター(昇降計)を見ながら、誤差が少ないように、各メーターに目をたびたび向けます。


リバーサイド空港に着陸態勢に入った時は、すでに空港のライトが点いていて、滑走路のライトは白色。


タクシーウェーは、青色ライト。


夜の滑走路は、周りのライトで明るいようなイメージありますが、実は周りより暗くなってる場所が滑走路なんです。


キャブレターを引っ張ってホットにして、徐々に高度下げていくのだけど、なにぶん夜なので滑走路と機体の距離が分かりずらいからね。


「PAPI」と呼ばれる空港の滑走路の進入ライトを見ながら、ちょうど良い高さを把握して、60ノットで下降して、55ノットで接地させ、後輪を先に着け、後に前輪を接地するために、微妙に操縦桿を引きます。


これが、前輪から先に着かせると、暴れ馬のように機体が跳ねるんだね。


自分もソロフライトでやらかしたよ。


今回は、無事に接地。、


久し振りのフライトなのに、落ち着いたランディングでした。


1度タクシーウェーを走って、ランウェイの端から再度テイクオフ。


リバーサイド空港から、フレンチバレー空港にフライトして、フレンチバレー空港に隣接してるレストランで食事の予定です。


暗闇の中、フレンチバレーにランディング。


アメリカの空港は、日本のサービスエリアのレストランのような利用ができます。


レンタル飛行機を利用して、郊外の空港までフライトして、コーヒーや食事して帰ってこれるのです。


しかし今日のフレンチバレーは、まだ午後6時なのにあてにしていたレストランは、真っ暗のようす。


あてがはずれたね。


セルフで飛行機にガソリン入れることができる無人の設備があるんですが、これもなぜか故障。


そんなわけで、予定外のコロナ空港にランディングすることになり、コロナ空港で飛行機にガソリンを給油しました。


クレジットカードが使えるんだね。


コロナ空港を離陸して、最後はダウンタウンの高層ビル街の上空に行くんだよ。


飛行機のライセンス取得のために、必ずナイトフライトを1回経験する事が義務づけられています。


12年前、ナイトフライトしたことが、今でもとても鮮明に記憶してるくらいきれいだったんです。


今回の渡米の2つ目の目的が、ダウンタウンのナイトフライトだよ。


アメリカのライトは日本と違っていて、白と、オレンジのライトで統一されています。


それなので、余計きれいに見えるんですね。


ロサンゼルスの光の広がりは、どこまでも続いていて本当に印象的なんだよ。


空には、夜景を楽しむ観光ヘリコプターや、観光飛行機のライトが、ホタルが乱舞しているように飛び交っています。


遂に自分の今年の夢が実現できましたね。


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