初詣は、京都「石清水八幡宮」へ

成人の日(1月13日)、JR名古屋駅新幹線改札口前で午前8時に男友達と待ち合わせ。今回は、彼の提案で京都の「石清水八幡宮」に出かけることになりました。彼の気持ちでは、最初高速バスで行きたいようだったけど、最終的にJRの在来線を利用することにしたようです。距離的に車でも大丈夫なんだけど、名神高速道路の関ヶ原の雪が心配だから、リスクは避けたいところだね。午前8時3分発の特別快速米原行きに、大慌てで乗り込めたよ。いつも思うことだけど、ICカードが全国で利用できるようになったのに、JR東海と、JR西日本の中間地点の米原をまたいで利用すると、あれこれめんどくさいことになって、改札口で精算する時は、かなり時間をとられてしまいます。現在のコンピューターを使えば、ICカードで両方の会社をまたいでも、瞬時に精算できるように改善してもらいたいものですね。今回、友達は大垣までの切符、そして自分は彦根までの切符買って、途中車内で精算するつもりです。京都まで新幹線で行けばいいのだけど、友達はリーズナブルな料金で、何もできないという状況で電車の揺れに身を任せる時間が好きなんだと言ってます。祭日の割に、名古屋から郊外に向かう車内は予想外にすいてます。車窓の風景に目を向ける気持ちにゆとりができ始めた頃、友達が待ち合わせの前に、駅構内にあるマクドナルドのコーヒーとマフィンを出してくれたよ。ちょうどコーヒー飲みたいところだったので、グットタイミングだね。ただ、マフィンの甘さはデザートの甘さだよ。いただけない。おごりに、文句は言えないな。列車が岐阜県に入いると、周囲の山々が近づいてきます。真っ白い雪がかぶって目に入ってくるのが伊吹山だね。特別快速米原駅行きは、岐阜駅からは各駅停車になり、9時9分米原駅に到着です。プラットホームの反対側に待機していた米原駅9時19分発姫路行き新快速に乗り換え。それまでガラガラにすいていたのに、近江八幡駅を過ぎたあたりから車内は急変。徐々に駅ごとにたくさんの人々が乗り込んで、朝の通勤電車状態だよ。人混みが苦手な自分は、こういう状況になると落ち着かなくて気が休まらないね。以前、青春18切符を利用して行き来したことあるけど、京都、大阪間の間の混む区間があるので、自分から率先して利用はしません。京都駅からは、JR奈良線1区間で「東福寺」駅に到着となりました。時間としては、約2時間半で片道2、520円です。東福寺で京阪電車に乗り換え、八幡市駅に。運賃は300円ですが、男山ケーブル料金の連絡切符が200円で計500円です。八幡市駅に到着して、時計を見ると午前11時23分。このまま、直接石清水八幡宮に向かうと、昼食の時間が遅くなるようなので、駅から少し離れたところにある松花堂庭園で食事を取る目的で、訪ねることにしました。何の前調べもせずに行ったのですが、松花堂弁当の発祥の地だとか。この場所にレストランがあることを期待して行ったのですが、「吉兆」という有名な料亭がお店を構えていて、料理メニューも、「松花堂弁当」3900円の1種類。ランチに3900円は高すぎるので、自分は他を探すつもりだったのですが、いつもお金に細かいことを言う友達は、食べる気十分なようです。どういう風の吹き回し???彼の気持ちにさかわらず席に着くと、気品のある着物姿の仲居さんが、丁寧な対応で注文を取り、お茶を出していただけました。前面ガラスの窓からは、よく手入れした庭の様子が目を楽しませてくれます。男同士の旅ゆえ、お決まりのビールを注文し、コップに注いで乾杯。運ばれてきた料理は、有名な料亭だけにこだわりのある懐石料理。一品、一品、こだわりがあるのがわかります。汁物が、白味噌で餅の入った雑煮だったのは、新年だったからでしょうか。ご飯は、白米と、赤飯の2種類が入れ物に入っていますが、これは観光パンフレットにも写真が載ってますので、新年だからってわけでなく、年中出されているようです。食事を楽しんだ後は、せっかく足を運んだので、400円の入園料を払って庭園も散策してみました。京都らしく、庭園の周囲は、たくさんの竹で取り囲まれています。歩道に沿って細長い池には大きな鯉が飼われていて、その先にはこじんまりした茶室の別邸が有ります。一角の椿園の木々には、開花前の花の実がたくさん付いていて、少し早いようでした。松花堂昭乗に関連した展示物が並ぶ松花堂美術館を足早に見て、八幡市駅前に戻りました。
八幡市駅からは、隣にある男山ケーブルカーを利用すると、3分で石清水八幡宮の社殿の裏にあたる「男山山上駅」に登れます。西側のケーブル参道を歩いて、社殿の正面にある南総門に向かいます。手水舎(ちょうずや)で、手を清め本殿前に来ると、人がたくさんいますね。成人の日なので、着物姿の新成人の女性の姿が目に入ってきます。本殿は朱色の建物で、本殿から下がってるたくさんの釣り灯籠が特徴ですね。本殿の裏側にも、幾つもの社があって、祀られている神の名前とその御利益を説明された札があります。ここでのご祈祷は、他の神社と違い本殿の左側の社殿で破魔矢を購入して、祈祷を受けれるようになってます。 参拝を済ませ、行きはケーブルカーで来たのですが、帰りは徒歩で表参道の下り坂を降りて行ったのですが、下から階段で登ってきた人はけっこう大変そう。よほど時間にゆとりがない限り、ケーブルカーで上がった方がずいぶん楽なようですよ。20分ほど歩くと、最初の鳥居の左側の茶店で、ちょっと一服。「走井餅」という名物のお菓子を販売してる明治元年創業の老舗だそうで、友達は抹茶と走井餅のセット550円を注文。自分は、ぜんざい550円を楽しんだよ。このお店も七日正月までは、ずいぶん混んでいたんだろうね。 石清水八幡宮の近くには、「飛行神社」という社もありました。「飛行神社」というのは、羽田空港ビルディングにもあります。ここの「飛行神社」は、明治24年(1891年)日本で飛行機の原理を発見した二宮忠八が航空安全を祈願して、創建したとのこと。自分自身と、関わりのあることなので、参拝してきました。本殿の奥の建物の1階には飛行機に関する資料館があり、飛行機に関する展示物や書籍が保存されてました。この神社との縁から、導かれたような気にもなりました。

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