土曜ワイド劇場








7月12日 よる9:00~11:21
「西村京太郎トラベルミステリー62 寝台特急カシオペア&スーパーひたち連続殺人」

















原 作
西村京太郎
脚 本
坂田義和
監 督
村川 透
プロデューサー
高橋浩太郎(テレビ朝日)
河瀬 光(東映)
制 作
テレビ朝日
東映

出演
十津川警部    高橋英樹
亀井刑事     高田純次
福沢美登里    原田夏希
十津川直子    浅野ゆう子
小野木由美    いしのようこ
山本 功      松村雄基
土橋かおる    原 幹恵
西本刑事     森本レオ
松山刑事     宇梶剛士
北条刑事     山村紅葉
近藤文博     冨家規政
矢野 豊     北山雅康
川村活人     載寧龍二
福沢明夫     池内万作
           ほか












 朝9時25分、上野駅に到着した“寝台特急カシオペア”の車内で、アパレルメーカー社長・小野木由美(いしのようこ)の刺殺死体が見つかった。捜査を開始した警視庁捜査一課の十津川警部(高橋英樹)らが副社長の矢野豊(北山雅康)に聴取したところ、由美は仕事のかたわら、2週間前に行われた保険金殺人事件の裁判を傍聴するため札幌を訪れており、その日、帰京することになっていたという。
 その裁判とは、元クラブママの被告・福沢美登里(原田夏希)が山岳写真家の夫・明夫(池内万作)に1億円の生命保険金をかけて殺害した容疑に問われていたもので、明夫は由美の異母弟だったという。被告の美登里はマスコミから散々“悪女”と報じられていたが、起訴後に被告のアリバイを証言する目撃者が現われ、今回の一審で無罪を勝ち取っていた。由美はずっと美登里の無実を信じ続けており、無罪判決を喜んでいたらしい。
 調べると、由美は50億円を下らないほどの遺産を遺しており、まず十津川らは彼女の唯一の肉親である姪・土橋かおる(原幹恵)を疑う。だが、タレントとして活動中のかおるは事件当夜、恋人の川村活人(載寧龍二)と遊んでいたと証言する。また、十津川たちは2年前に由美と離婚した元夫・山本功(松村雄基)にも話を聴くが、由美が殺害された日、彼は朝9時に上野駅を出発する“スーパーひたち11号”に乗って水戸に行ったと話す。亀井刑事は、由美の死体が見つかった“寝台特急カシオペア”が上野駅に着く直前、同じ上野から出発した“スーパーひたち11号”に乗っていたという山本の行動が、どうしても引っかかる…。

 1週間後、衝撃の事件が起きた。上野駅を出発して10分後、“スーパーひたち11号”の車内から、矢野の刺殺体が発見されたのだ。由美に続き、副社長まで殺されたのは偶然とは思えない…。刑事たちは再びかおるを訪ねるが、その日はロケで静岡県に滞在していたとアリバイを主張する。続いて山本を直撃すると、彼はその日なんと“寝台特急カシオペア”に乗っていたと証言する。1週間前、由美の死体が“カシオペア”で見つかったとき“スーパーひたち”に乗っていて、こんどは“スーパーひたち”で矢野が殺されたとき“カシオペア”に乗っていた…。1週間前の事件とは“真逆”をいく山本の怪しい動きに十津川たちは不審を抱くが、結果として犯行は無理であるため、山本を容疑者から外さざるを得なかった。
 そんな中、由美の顧問弁護士・近藤文博(冨家規政)によって彼女の遺言が公開された。遺言書には、50億円の遺産のうち、かおるには5億円ほどの不動産を、山本には現金3000万円を渡し、それ以外はすべて弟の妻だった美登里に遺贈すると記されていた。他人である美登里に45億円もの遺産を遺すとは、いったいどういうことなのか…!? 由美と美登里の関係に疑惑を持った十津川たちは美登里を調べはじめるが、直後、彼女が爆発に巻き込まれそうになる事件が発生…! 美登里に会った十津川は、彼女が世間のイメージとは違って悪女ではないことを直感。何者かに美登里が命を狙われている可能性を考え、妻・直子(浅野ゆう子)のいる自宅にかくまうことにするが…!?




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