今年の夏、7月は早くから30度を越えて夏が長くなると思いきや、8月に入り台風や前線が停滞して雨や曇り空の日が続き、私も海や山に出かけるタイミングを失い8月を終わりそうです。
8月23日の土曜日に、大高緑地公園に行った時に、夏の終わりを告げる「ツクツクボウシ」が鳴くのを聞いて、いつもよりずいぶん早いことを感じました。
昨年や、一昨年など、9月の中旬に鳴いていた記憶があります。長いと思っていた今年の夏が、予想外に短いのでしょうか。
スパーに売ってるスイカも、例年より色があせるのが早いような気がします。
しかし8月の最後の週末には、随分前jから和歌山の串本へのダイビングツアーへの参加申し込みがしてありました。
天気予報では、やはり曇りや雨の予報。
いつもより早めに床に着いたのに、深夜3時の中途半端な時間に目が覚めてしまい睡眠時間3時間あまりで、午前6時半までに機材を車に積んでダイビングショップに向かいます。
今回のツアーは、アドバンス講習2名と、ファンダイブ5名計7名参加のツアーです。金山駅前で2名が乗車して、ハイエースと、機材を載せたトラック2台で東名阪自動車道で、一路串本に。
偶然、私の隣に座ったのが、年末パーティーで登山の話で盛り上がったMさん。この夏、JTBの富士登山ツアーに参加されたとか。天候が悪く、8合目の山小屋に宿泊したのに、山頂に行けなかったお話を聞いたりしながら,車は四日市・亀山間の渋滞を越えて、東名阪自動車道で勢和多多岐JCに向かう途中でやはり雨が降り出してきました。
それでも、時間的には順調で尾鷲市内の魚市場の「おとと」にトイレストップで到着したのが、午前9時50分。
GWに熊野市内の日本食レストランの「花のいわや亭」を利用してすごく良かったことをお話したら、行きの昼食に立ち寄っていただける話になりました。
しかし、お店の開店時間が午前11時のところ、午前10時半には到着してしまいそうな状況です。
世界遺産にもなってる「鬼が城」で休憩をとって時間調整を提案したところ、受け入れていただきました。
みなさん串本に何度もダイビングに行ってるのですが、この「鬼が城」はほとんど初めてのようで、海岸線の遊歩道を大きく岩がえぐられた場所まで歩いて、ほんの短い観光を楽しんでもらえたようです。
開店時間の午前11時過ぎにお目当ての「花のいわや亭」に入り、前回も食べた「本まぐれセット」1500円と、「海鮮丼セット」1500円を参加者のみなさんにお勧めしたところ、けっこう喜んでいただけたようです。午後2時過ぎには、いつもの串本ダイビングパークに到着。
3時のボートが予約してあるとかで、更衣室で水着に着替え、デジカメをハウジングに入れて短時間に準備を整え、出港に合わせボートの出港する桟橋に。タンクをセッティングして乗船。高速道路でこちらに向かってくる途中には雨が降っていましたが、ここに来て雨もあがり周りの雲も消えていました。
今回のポイントは、イスズミ礁。タンクを背負って、船尾から水面にエントリー。水面に起きる波に流されそうな中、ロープにつかまりながら、BCの空気を抜き水深16メートルの海底に潜行します。水圧に負けないように、呼吸を整えながら周りを見渡し、みんなが揃ったところでインストラクターが移動し始めます。水温28度で心配した寒さもなく、長時間潜っていても快適です。
岩の根の光の届く上部には珊瑚礁が張り付いていて、そこにはニザダイがたくさん群れてますね。いろんな種類の小魚もこのあたりに集まってきています。
イソギンチャクには、定番のクマノミがつがいでただよってます。20分ほど過ぎた頃、本当に突然目の前に視界をさえぎる何かが現れたのです。突然すぎて、目の前に起きたことを理解するのに時間が必要なんですね。
今まで何度もよく見てる生物「イルカ」でした。ただダイビングを始めて20年、串本でダイビングしていて野生のイルカに会ったことなど1度もありません。外洋にいても、串本の湾内には入ってこないようです。それくらい珍しいことなのです。
野生のイルカに会うためには、伊豆の御蔵島に行くか、石川県の能登に行かなければいけません。
2頭のイルカが私達のグループの周りを3周くらい回って離れていきました。
急いで早く泳ぐイルカを撮影しようとカメラを向けましたが、距離を調整してファインダーの中に、入れることすら難しかったです
。6,7枚撮影した中で、なんとか見られるのがこの写真です。
この写真を見ればわかるように、すぐ目の前にきてるのでズームを使わなくても、イルカが画像がファインダーに収まらないくらいなんですからね。1番近くに来たのが、自分のいる位置から2メートルの距離だったと思います。
ダイビングを終えて船に上がった後、船上はその話題で大盛り上がりになりました。一緒に潜ったグループのメンバーばかりでなく、いつも頻繁に潜ってるインストラクターまで大興奮です。
ダイバーを運んできてる隣の船のスタッフにまで、イルカに遭遇したことを大きな声で自慢するほどでした。
女性ダイバーは、「今回のツアーは、イルカに会えたことで満足。もう他のダイブで何も見れなくても十分です。」と話していたね。
ボートで帰港して、アドバンス講習をしている別グループの女性ダイバーは、自分が一緒に行けなかったことを本当に残念がってました。
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