いとまつぶし

無事卒業式も終わり、感傷にひたりきるまでもなくたぶん仕事がはじまる、今の自分ももしかしたら二、三年あとの自分も気ままだし、何者でもなくその分気楽に？いきてけるといいなあ。

昨日サッカーのダイジェスト見たくてニュースをはしごしようと番組表を見ると、NHK・SONGSに「デヴィッド・ボウイ」の名が。自分的には本当に好きな人ほどじゃないが知ってることも多くディープな欲求でニヤニヤしたい気持ちはうっすらしか満たされなかったけど、ナビゲーターの坂上忍さんのお話だけで十分に見る価値あった。ボウイの話にからめた、ご自分の苦労、山あり谷ありの半生をお話されていて…15歳の時に父の会社がつぶれ、かんたんにかけない金額の借金を背負い…みたいな。別局の音楽祭でなぜか「レッツ・ダンス」をチョイスして歌っていたので、好きなんかなあと思いその時の映像のほうがニヤニヤできたけど…良い意味で。ボウイも苦労してるんだね。坂上さんも子役で、いわば芸能界のエリート、それでもボウイの何分の１かでも、かっこよくスマートにこれだ、という人生を見せたい、とおっしゃっていた。逆もまたしかり、多勢に潜る時代があって、ピックアップされる時があって、それにつぶれそうになって、忘れられてまた這い上がる…坂上さんは謙遜してるけど、二人とも、ご立派な表現者です。ぼくは、武士は喰わねど高楊枝、気ままを気取っていつかずるくチャンスをつかむよ。あきらめかけたころに、一山ありそうな気がする。