薔薇十字会の神智学



秘儀に参入した者は、かつて地球であったもの、これから地球になるもの、そして惑星系外の宇宙と地球を結びつけるものを知ります。
ここで、何よりも、神界、つまり理性界で出会う、通常、「アカシャ年代記」と呼ばれているものが重要になります。「アカシャ年代記」は神界で作られるのではなく、もっと高次の領域で生じるものですが、神界まで達すると「アカシャ年代記」と呼ばれるものが見えはじめます。「アカシャ年代記」とはいったい何なのでしょう。地球上、あるいは、その他の世界で起こったことはすべて、ある精妙な実体に永続的に刻印され、秘儀に参入した者はこの記録を見出すのです。普通の年代記ではなく、生きた年代記ということができます。
「アカシャ年代記」はたしかに神界に存在するのですが、アストラル界にまで下ってきているので、しばしば、アストラル界において「アカシャ年代記」の映像を蜃気楼のように見出すことがあります。このアストラル界で見られる「アカシャ年代記」の蜃気楼は往々にしてまとまりのない、不確かなものなので、過去の事象を探究しようとするとき、このことに注意しておくのは大切なことです。
霊媒を使用すると、他の誤謬の原因が生じます。霊媒は「アカシャ年代記」を見ることはできますが、たいていはアストラル的反映を見ているのです。「アカシャ年代記」に特徴的なこととして、ある人を探究しますと、その人は生きている人のように振る舞うのです。ゲーテに会いますと、彼はかつて語った言葉で答えるだけでなく、ゲーテ的な考えでもって答えます。生存中に書いたことのない詩をゲーテ的な文体と感受性をもって創作することもあるのです。アカシャ表象像は本来、人間の感覚に作用しつづけるほどいきいきとしています。ですから、この表象像をその人物自身と思い違うことがあるのです。霊媒は霊的な世界で生きつづけている死者に出会ったと思いこみます。実際に霊媒の前に現れるているのは、アストラル的なアカシャ像にすぎないのです。カエサルの霊はすでに再受肉しているかもしれません。カエサルのアカシャ像が交霊会でさまざまな質問に答えるのです。交霊会で出現するのはカエサル自身ではなくカエサルが「アカシャ年代記」の中に残した刻印です。このために、霊媒交霊会では多くの誤謬が生じます。アカシャ像の中に残る人間の姿と、輪廻転生を通して発展をつづける個人とを区別しなければなりません。これは非常に重要なことです。

ps
↑「武井咲マガジン」で、咲ちゃんと一緒に写ってた本です。(≧~≦)

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