どういう映画か簡単に言うと、AKB48が行なってきた2010年の活動の記録と、主要なメンバーに密着したインタビュー中心の映像とのミックスです。
見るまでは「よくあるアイドル販促映画だろう」と、あんまり期待してなかったのですが。
…思ったより、良かったですね。
そして、何故ここまでAKBが人気を博したのか、わかったような気がしました。
私が感じたもの…AKBは旋風、いや台風か「元気玉」なんですよ(笑)。
巨大な台風も、南国の海で生まれた最初の頃は、穏やかなそよ風なんですね。
そこに一つ、また一つと風が集まり、巨大で強大な力を持つ、台風へと成長するんですよね。
元気玉も、たくさんの「気」の集まりですよネ。
AKBも、一人一人の少女のひたむきな努力が合わさって、あれだけのエネルギーを発現させているのだと思います。
いや実際、並大抵の努力ではないですね。
でないと、ダンスにしてもあれだけ身体が動くはずはない。
…映画のパンフレットに、総合プロデューサーの秋元康氏が、コメントを出していました。
ある日、グループの中でも人一倍努力しているメンバーに、質問されたそうです。
「私は、あと何を頑張ればいいのでしょうか?」
およそ考えられる、あらゆる努力を全てやっているにもかかわらず、AKBの中で決して恵まれたポジションにいない彼女の問いに、さすがの秋元氏も答えに窮したそうです…。
「一緒に考えよう…」そう答えるのが、精一杯だったと。
確かにメンバーの女の子達はみんな、選抜されて入って来て、容姿と才能に恵まれた子達だから。
ダイヤモンドになる素質,素養を、みんな持っているのでしょう。
その中で一際、大きな輝きを放つのは、非常に難しいでしょうね。
「もし私が質問されたなら、どう答えられるだろうか?」
…非常に、考えさせられました。
「表層的な美しさではなく、心の奥底から湧き上がるような輝き…オーラを身につけるよう、無心で努め励もう」…とでも答えようか。
抽象的過ぎて、これも難しいか(悩)。
しかし苦労する人は、才能と運に恵まれ、トントン拍子に上がって行く人にはない役目を、天から与えられると信じたいですね。
苦労をした人は、人の痛みもよく判る…。
そんな人は。
「世の中を照らすこと、雲を離れたる月の如し」 …でしょう。
P.S:写真は、映画のパンフレットです。
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