眠れぬ夜・・・。

11日の金曜日に、未曾有の大地震が起こって、一睡もせずに、二回目の朝が

訪れた。昨日の夕方に、連絡の取れなかった埼玉の叔父とはＴＥＬが

繋がって、無事は確認出来たが・・・残り親友二人と、どうしても、連絡が

付かない・・・高校、大学と、7年間、一緒に過ごした友人達なのだが・・・

彼等の実家にもＴＥＬをしたりしてみたのだが・・・一人は、母親が出て

『○○！！』と、彼の名前を慌てた様子で呼び、『あ、○○（私の名前）

ですが・・・』と、言うと、『○○君、大丈夫だった！？』と、言うから、彼の

母親も、私が今は、東京に居ない事を知っている筈なのに、気が動転して

いるのか、忘れている様だった・・・敢えて、説明はしなかったが、母親も彼に

ＴＥＬを掛けているらしかったが、やはり、連絡が付かない、と言っていた・・・

もう一人の友人は、既に両親共、他界しているので・・・彼の奥さんに確認

しようか？・・・とも想ったが・・・止めておいている。・・・ただ、彼等の無事を

祈る事しか出来ない私自身が、歯痒くもあるのだが・・・こればかりは、仕方が

無い・・・。私の家のＴＶは、金曜日から付けっぱなしだが・・・事態が明らかに

なるに連れ、如何に大変な“天災”が起こったのかが分かる。インドネシアや

、ハワイ、そしてアメリカ本土にまで、津波が到達し、亡くなった方も

いらっしゃる・・・ましてや、大津波に襲われた、当の“日本”の東北地方の

惨状を見るにに付け・・・『元々、ここには、街が在りました・・・』と、ヘリコプター

からの無機質なアナウンサーのリポートを聴いても、そこには、“ただの更地”

しか無い・・・『この街の住人の一万名の消息は、分かっていません・・・』・・・

私からは、何も言えない・・・正直、何と言えば良いのか、解らないのだ・・・。

いくら、“自然災害”だ、とは言え・・・それは、例えば、“食物連鎖”と言う様な

ある種の“必要悪”的な、命の奪われ方では無くて、全く怒りの持って行き場

の無い様な“悲劇”なのだ・・・。現代の日本人が、何か“大罪”を犯した

とでも言うのか？ソドムとゴモラでは無いのだから・・・。原発の件は・・・

“天災”では無く、“人災”なのは、明白な事実だ。細かくは言わないが、　　　　　

今までの施政がもたらした“人災”だ。これだけは、言っておく。