血縁。

何か、最近つくづく想うのだが、『10~20代の頃に、父から言われた事と

同じ事を、無意識の内に考え、感じているなぁ・・・』と。それは、漠然としたもの

では無くて、かなり“実感”として、私自身が考え、感じる事なのだ。

私には、二人の娘が居るが、ここ十数年、逢っていない。私自身が、離婚する

際に、元妻に、『娘達には、“パパは死んだ”事にしておいてくれ』と、頼んだ

からだ。上の娘は、大学に在学中で、下の娘も、間も無く大学へ進む年齢に

なっている。何故、私が、娘達の近況を知っているかと言うと、離婚した時に

元妻と、『毎月、娘達が、大学、又は、大学院を卒業するまでは、養育費は

支払い続ける』と、約束したからだ。毎月、私が元妻の銀行口座に、養育費

を振り込むと、彼女から、『今月も、頂きました』と、電話連絡が必ずあって、

その際に、私が『娘達には、私の事はバレていないよね?』と、聞き、又、

彼女から、近況報告をしてくれるからだ。元妻とは、別れてしまえば、ただの

“他人”となるだけだが、娘達には、少なくとも、私の血や、DNAが半分

入っているので、未だに“愛情”はある。彼女達には、私がした様な、無駄な

苦労をさせずに、勉学に励んで欲しい、と心の底から思うから、養育費は

離婚してから十数年経った今でも送り続けている。元妻から、聴く限りでは、

娘達は、自らが進もうとしている将来に、明確なビジョンを持っているので、

私としては、出来る限りの事はしてあげたい。汲々とした生活環境の中で

“学ぶ”のではなくて、余裕は持たせてあげたい、と考えるからだ。

大袈裟に言えば、その為だけに働いている、と言っても過言ではない。

私自身の“生活”など、二の次で良いのだ。だからと言って、今の私自身が、

汲々とした生活を送っている訳では、決して無いが(笑)。アメリカに居る母も

アルツハイマー症候群が、かなり進行してしまっているので、住み込みで

母の面倒をみて貰う介護士を雇う為にも、お金が必要だった。そんな母の

姿を見たくなくて、ここ数年はアメリカには行っていない。あの、優しかった

母の人格が崩壊して行くのを見るのが、辛いからだ。決して、私の父も

お金に困るような人間(ひと)ではないが、離れて暮らす私に出来る事と

言えば、その位しか想い付かないのだ。発想が貧困で、短絡的かも

知れないが。当初、私も既にアメリカに移住している筈だった。しかし、

その様な理由から、先延ばしになっているのが、現実だ。

先にも述べたが、最近、特に、私の思考が父と似て来た様に想う事が、

しばしば有る。果たして、それが『良いか、悪いか?』、私には判断し兼ねるが、

世の中の、私と同世代の人間は、すべからく『同じ様な、ものだろう・・・』と

一人納得している今日この頃で有る(笑)。『血は争えない』と、言ったところ

だろうか(笑)。・・・そう言う事に、しておこう(笑)。

コメント

るかさんへ。

いやいや、私は、何も“不幸自慢”をして、皆さんの

同情を買おう・・・としている訳では、ありませんヨ(笑)(^^)

“不幸な出来事”も“幸福な出来事”も、一生涯続く訳では

ありません。不幸も幸福も、交互に訪れて、不幸があるから

こそ、幸福を深く、味わえるのだ・・・と、私は考えています。

今の私自身は、何だかんだ言って、幸せなんだ、と思って

いますヨ(^o^)v

トモッチ☆ 2011年03月28日

それは大変辛い思いをしてきたでしょう涙
これから幸福が訪れますようにexclamation

るか 2011年03月28日

不適切なコメントを通報する

最新ブログ

be amieの皆様へ。
be amieの皆様へ。
be amieの皆様へ。
“母親”と言う存在。