震災後のMr.Children

GW最終日、Mr.childrenのコンサートに行ってきた。緊急地震速報が鳴った時や地震が起った時の説明が始めにあった。これも震災後らしい。クラシックコンサートのような世界を作り、落ち着いた感じの雰囲気も良かった。映像や二重幕を使った演出は綺麗かった。桜井氏はテンション高く、何度も歌詞を間違えていたが(笑)

震災後や新作のアルバムとかも前向きな感じの曲が多いので、前向きな曲や温かい曲でくるのかと思ったら混沌としていた時代のミスチルの曲が多かった。その辺、回りも驚いていた。震災前のセットリストだろうけど、震災に合わしたかのようなセットリストとだった。映像も宙に浮かぶ家なんだが、津波に流される家々に観えた。

震災や企業のミスによって元気を失ったり、おかしくなった時、前向きな曲がしっくりくるのかと思ったが、自分の人生を憎めとか社会に反抗的な曲とかのが、意外とモチベーションが揚がったり、元気や力がわき起こるなと感じた。

深海やシーラカンスの歌が、津波で流され、今もなお、海に眠る遺体が、我々や社会に話しかけているような感じで、この歌に、こういう表情もあるんだなと個人的に思った。ロザリータという愛の歌が、津波で行方不明や亡くなった大事な人の名前を遺族が呼んでいる風に聴こえた。

震災の後に観たから、良かった。復興の歌も聴けたし、震災前の横浜公演は観ていないが、同じセットリストでも、曲の表情が全然違っただろうなと思う。その人の人生に合わせる曲を書くミュージシャンではあるが、見方、光の当て方で輝き方が変わる曲を作っているとこも凄いなと思ったし、ミスチルはそういう曲を作っている人たちでもあるなと今回、気づいた。抽象的な言い方だけど普通の曲は表情の変化の幅の角度が0~180度なんだけど、ミスチルは0から360度、たまに円を超えた365度になる曲を書いているなと勝手に解した。

無事終わり、聴きたかった『ロックンロールは生きている』や『かぞえうた』も聴けたし、満足。さいたま副都心から大宮まで歩いて、池袋に戻ってきた。GW、良い終わり方できた。

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