『借りぐらしのアリエッティ』" />

カチンコ『借りぐらしのアリエッティ』

MY FAVORITE SCENE

オープニングのシーン

誕生日プレゼントのシーン

「挑まなくてもいい危険というものもある」のシーン

ティッシュペーパーと角砂糖の冒険のシーン

角砂糖と置き手紙のシーン

雨のシーン

翔とアリエッティがはじめて話すシーン

置き手紙のシーン

草花のシーン

お気に入りの窓のポスターのシーン

翔とアリエッティが母親探しをするシーン

ドールハウスとハーブティーのシーン

ミーヤの案内のシーン

角砂糖と洗濯挟みとお別れのシーン

REVIEW

慎ましく生きる美しさについてこの映画が教えてくれました。心に潤いが無くなった時に観たい映画です。

P.S.

メアリー・ノートンのファンタジー小説『床下の小人たち』が原作

メアリー・ノートンは、1929年に世界を襲った大恐慌で、夫の会社が倒産 彼女は4人の子供と共に、ポルトガル、ロンドン、アメリカと流浪の人生を送る …1945年の第二次世界大戦終結以降もイギリスの各地を転々としながら子供の為に物語を書いていた 1952年「床下の小人たち」をイギリスで出版 カーネギー賞受賞 その後「野に出た小人たち」(1955年)「川をくだる小人たち」(1959年)「空をとぶ小人たち」(1961年)「小人たちの新しい家」(1982年)を出版 彼女の人生と小人たちの冒険を重ね合わせられる小人シリーズは、いわばメアリー・ノートンの自伝

宮崎駿がこの企画をやろうと言い出したのは2008年初夏

「その昔、宮さんの若き日に、高畑さんと一緒に考えた企画で、数えてみると、40年近くも前のことになります それをふと思いだした宮さんが、ぼくに読む(原作)ように薦め、強引に説得(映画化)してきたのです ー こういうことはジブリでは間々あることなのです」とプロデューサーの鈴木敏夫

「「借りぐらし」という設定がいい 今の時代にぴったりだ 大衆消費の時代が終わりかけている そういうときに、ものを買うんじゃなくて借りてくるという発想は、不景気もあるけど、時代がそうなってきた証だ」と宮崎駿

当初のタイトルは『小さなアリエッティ』

宮崎駿は「アリエッティ」という言葉の響きが好き

「借りぐらし」は造語

映画化の際、舞台を1950年代のイギリスから2010年の日本へ移しのは制作者達がイギリスの床下より日本の床下のほうをよく知っているから

青森県平川市の国指定名勝『盛美園』がモデル

「ー 混沌として不安な時代を生きる人々へこの作品が慰めと励ましをもたらすことを願って……。」2008.7.30 企画 脚本 宮崎駿

「この企画は、知恵と工夫に支えられた生活をどれだけ描写できるのかに尽きるのではないだろうか 彼ら(小人)は、単なる精神論だけではやっていけない立場にある 一般的に、登場人物が精神的に何かを抱えていればファンタジーになりやすいが、この原作はサバイバルそのものがテーマだから、徹底的に人間の外面で勝負する企画といえるだろう」と高畑勲

プロデューサーの鈴木敏夫が米林宏昌を監督にどうかと宮崎駿に聞いたら、「え、なぜ?」と驚いた

米林宏昌監督は『崖の上のポニョ』で“ポニョ来る”のシーンを担当し宮崎駿を唸らせたジブリで一番上手なアニメーター

米林宏昌監督はジブリ最年少監督

米林宏昌監督、通称『麻呂』

米林宏昌監督、最初の内は宮崎駿の顔色を伺っていたが、絵コンテを書く段階になって、もう顔色を伺って相談しないと決めて宮崎駿に伝えた

米林宏昌監督はジブリ作品の『耳をすませば』を観て青春を感じ、ジブリに入ろうと思った

「小人の世界から見たこの世界の景色をみずみずしく描くことで、見る人の心に温かいものが何か残れば嬉しい」と米林宏昌監督

「床下はじめじめしたりカビっぽいイメージをもつと思うが、そういうのは描きたくなかった」と米林宏昌監督

翔は、作画の段階で神木隆之介がモデル

アリエッティ(14才)/志田未来
ポッド/三浦友和
ホミリー/大竹しのぶ
スピラー/藤原竜也
翔(12才)/神木隆之介
貞子(68才)/竹下景子
ハル(65才)/樹木希林

ミーヤのモデルはスタジオジブリに住んでる猫、ウシコ

主題歌『Arrietty's Song/セシル・コルベル』

ファンタジーは先住民族の伝承や説話を元にしたもの、ケルト音楽はその先住民族のもの、だからファンタジーとケルト音楽は合う

髪を下ろしてる=家庭的なアリエッティ、髪を縛っている=活動的なアリエッティ

ジブリ作品にはあまりない父と娘の物語

アリエッティと翔の間に芽生える恋心を設定したのは宮崎駿

出会った瞬間から相思相愛になる宮崎作品が多い中、借りぐらしのアリエッティでは角砂糖一個で出会ってはいけなかった2人の気持ちが不安定に揺れ動く関係を描いている

床下と小人と光について 人間が使わなくなったビンをレンズとして使って収光し、アルミホイルで反射させて床下に光を導いている その光を絵で描かれたニセ窓に導いて、あたかも、地上で暮らしているかのような明るい部屋を作り上げている 天気の悪い日や夜は、人間世界から電気を借りて利用

「アリエッティが感情を表に出してる、アリエッティと翔君がしっかりと向き合って話してるシーンがお気に入り」と志田未来

「「一緒に探そう」というセリフがあるんですけど、アリエッティと翔君が、はじめてお互い受け入れたという瞬間なので、そのシーンがお気に入り」と神木隆之介

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