猿之助さん総合演出で何度も舞台化されてるこの作品。
マツケンさんとか、一つ前は平幹の息子がやってたような…
今回も豪華な脇役、しかも主演はもと月組トップスター紫吹淳が男役のまま相勤めますってことで。
<そりゃ最高でしょイイに決まってるでしょ
で、思った通りに、元々のメロドラマが、ヅカを越え、もっともっと壮大なメロドラマに進化してた!<感動
紫吹さんの、長年の努力の結晶、完成された「男」としての演技。
プガチョフやら竜雲やら、ファンには堪らない要素があちこちにキッラキラしてるよ。<凄い&たまんない
そうリカファンは、ずっと夢見ていたと思う。
こんな瞬間。
つまり、男に囲まれた中で男(役)をやる。
舞台の上からお客の心をごっそり持ってゆく
「トリックスター紫吹淳」を見たい、と。
それは今までのチャーリーとか源氏とか、男の中で「優男」をやるものとはまた違うんだよね。<それももちろん大大大スキだけど
あくまで骨太な、懐の大きな男、どっちかと言えば、紫吹さんの素と一番かけ離れているであろう、巨像のような「無頼」をやることに意味がある。
作品的にも、この試みでまた違った奥行きが出たんじゃないかな。
殺陣はもちろん寸止め無しでバシバシやってて、見てても気持ち良い!
男役が主演でも、そのスピード感、疾走感はさすがにすごかった~。
回りが本物の男達だから余計にスゴく感じるんだね。
<相乗効果、これは今回の大発見
脇の出演者の豪華さももちろん見所ですが…
まずはジンギスカン(テムジン)のママに榛名由利さん。
初代アンドレですよ!しかもアンドレをプガチョフが後から抱きかかえて叫んでますよ!
お年を召されても、ますますふっくらお綺麗な榛名さん。
一見、まったく死にそうもないけど、全力での素晴らしい死に芝居で泣かせてくれました。
バスチーユに見事な白旗揚がりました!モンゴル砂漠だけど<爆
夢の共演を楽しめただけじゃなく、なんと舞台上は図らずも、90年代アイドル花盛り。<爆
まずは盟友、男と男の絆を描く敵の族長に光ゲンジの佐藤アツヒロ、あっくん!
<ロビーにゲンジ内海君から花輪が
今回の一番の難役かな?愛する人からは心から愛されず、友と信じたい男を敵として生きるしかない悲しみ。
あっくん、この前、「愛と青春の宝塚」で手塚治虫先生の青年期やってるとこをと見ただけだったけど(ショーで恥ずかしそうにドレスシャツで踊るトコロが可愛かった)
この舞台では苦み走ったイイ顔出来る大人の男になってるね~。
リカさんと、堂々と渡り合うなんてスゴイ、これからももっともっと成長していって欲しいな~。
そして相手役、清い思いをテムジンに抱きつつ、敵方あっくんに嫁ぐ姫に、ビートゥゲーザー鈴木亜美アミーゴ!綺麗~♪
<演技は…ま、初舞台おめでとう~ってことで良し
舞台を締める目黒佑樹さんと天宮良さん、近くで見ても美しかった。
男装の麗人、つか剣士?の玉置成美さん、いや~演技も出来る、しかも上手かった!
ミュージカルの良い女優さんに育ってたんだね。これからも注目していこう。
で今回、箱が新しい「渋谷区総合文化センター大和田 さくらホール」
ナニゲに区の持ちものだから安いのかな?
ロビーは狭いけど、トイレは広いし新しくて数あって綺麗。
何より渋谷の駅から徒歩でほんの4・5分。
そしてそして、舞台が低い&近い!
私、2列目で、見ましたが。
天宮さんが出てくる前にもう、天宮さんのカホリを感じて…爆
な、くらい近かった!これ以上近いとこ知らないわ。
オケピットのゾーンがフラットだから、確かにその席(前5列くらい)は見えにくいですが、そのぶんスペシャルがた~くさんあったので良しだ。
モンゴルの砂漠に沈む夕日をバックに佇むリカさんの立ち姿は、本当に美しかった!
砂を戯れに握り、サラサラと落とす指先に撃沈。
ああっ、ここハバナ?満月のハバナの海岸か?!スカイ~♪←ちがいます
まだまだ男役で、舞台のリカさんを見たい!今度は是非スーツでお願いします。
ファンって、欲深いな深いな。<笑
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