寒さ対策①

皆さん今晩は!


マイアミー申請を承認して下さり、コメントを寄せさせて頂き。
そして、お返事を下さった方がそのお返事で、
「寒さをしのぐコツは何?」
と訊いて下さり。
しかも日記に書けば読みに来て下さる、との嬉しいお言葉を頂きました。
腕を撫す思いでこの日記をしたためています。


寒さを耐えるコツ、それは。


「気合い」と「根性」です。


・・・ごめんなさい、下らない冗談です。
そんな事をのっけから言ってしまっては、身も蓋もありませんね(笑)。


「私が正しいと考えている結論」から、まず書きます
(ちなみに私はドクター(病院やクリニックで患者さんを診察なさる、お医者さんと呼ばれる者)ではありません。
 これから書く事は基本的に、「家庭医学」の範囲内で得た知識と、私が大学で勉強した知識を根拠にしています。
 医学を専攻なさった方が読まれると、
 「それは間違っている。」という事も書かれていると思います。
 その場合はご指摘下さればと思います。)。


1.
重ね着をして下さい。
特に上半身に着ける物の重ね着は、最も大事です。
薄着は出来るだけ、特にお仕事でという事になると思いますが、
そのお仕事で許される限り、しないようにして下さいね。
寒いのが苦手な方なら最低、三枚は重ね着をなさる事をお勧めします。

2.
マフラーで首を温めて下さい。
そのマフラーを巻いた時、トップスとマフラーの間に隙間が出来ないように気を付けて下さいね。
それから、冷たい空気とお肌が直接触れ合う部分を出来るだけ少なくして下さい。
そのための小物は大いに活用して下さい。
いくつかはやっていらっしゃる方も多いでしょう。
もうやっていらっしゃる方は、それを続けて下さいね。

3.
あまり知られていないだろうと思うコツですが、
良い姿勢、美しい姿勢でいる事です。
意外に感じるかもしれませんが、これはかなり大事なコツですよ。

4.
寒い外から暖かい建物の中に入ったら、
まず、手袋等の小物、コートを身体からはずして下さい。
そして、「身体の冷えを感じなくなったら」、
見栄えが悪くならない程度で構いません、セーター等を脱ぐ、
これが理想的です。

5.
逆に暖かい建物の中から寒い外に出る時は、
「外に出る前」に、コートですとか、寒さから身体を守る色々な物を身に着けて下さい。
外に出てからでは遅いです。


この五つに気を付けるだけで、相当違ってくるはずです。


どうしてそうした方が良いのか。
理由です。
長くなってしまいますし、ちょっと難しい話も入っていますが軽い気持ちで読んで下さいね。
コツだけ知りたかった、と思われるなら、以下は読んで下さらなくても全く気にしません。


寒さをしのぐ為には、身体の中心(体幹)を出来るだけ冷やさない事。
これが最も大事です。


薄着は寒さをしのげなくする最も大きな理由になってしまいます。
外に出る時は出来るだけ、厚着をした方が良いでしょう。
特に身体の中心の温度が下がると、温めようと身体は必死に頑張ります
(寒くなると震えるのは、筋肉が速く動き、こすること等によって温度を上げようとする身体のはたらきです。)。
すると、身体への負担が大きくなり、疲れやすくなってしまいます。
身体が疲れてしまうと温めようとする力も弱くなり、
もっと身体が冷え、もっと力が弱まり・・・、というアリ地獄にはまってしまいます。
ですので、寒いのが苦手でいらっしゃるのなら、きつい言い方になってしまいますが薄着は禁物です。

また極端な話、ものすごく分厚い服を一枚着るよりも、
薄めの服を三枚ですとか、四枚ですとか、枚数を多くして重ね着をした方が寒さを感じにくくなります。
重ね着をすると服と服との間にすき間ができて、そのすき間に空気が入ります。
そして重ねる枚数が多くなればその重ねる枚数の数だけ、(正しい言葉遣いではないのですが。)空気の膜ができます。
そして空気は、暖かさが伝わりにくいのです
(これはちょっと難しい話なので、直ぐには分からないかもしれません。
 分からなくても気になさらないで下さい。
 大学で、「熱力学」と呼ばれる分野で学ぶ知識で、
 いわゆる理科一分野、物理を大学レベルで勉強されている方でなければ、特に必要のない知識です。)。

暖かさは冷たい方に、行こう、行こうとします。
身体、その直ぐ周りの暖かさが冷たい方に行こうとすると、
「あれ?空気の膜があって行きにくいや。」
行けても、
「あれ?今度は服があるぞ、また行きにくいな。」。
その繰り返しが多くなればなるほど長い時間、暖かさが身体の周りにあることになります。
そして身体はいつも、体温が36度くらいになるようにはたらいています。
温かい空気が少しでも長い時間、身体の周りにあり、
温かくあり続ける為に身体がはたらき続ける。
この二つのはたらきによって、身体は温かくあり続ける事が出来ます。

ですから、重ね着をするのは大事なのです。

着ぶくれを気になさる方もいらっしゃると思います。
お気持ちはよく分かるつもりです。
ですが、身体を余計に疲れさせない為に、寒さをしのぐ為に是非、
ご自分の美学が許す範囲でいいと思うのですが、重ね着をして下さいね。

また、一番外側に身に着ける上着は、服の中に空気をたっぷりと含む物、
つまり、ダウンジャケットが、私が知る限り理想的です。
丈も、見栄えが悪くならない程度に、出来るだけ長い方が良いでしょう。

ダウンジャケットは羽毛がつまっていますね。
この羽毛のつまったダウンジャケットは、実にたっぷりと、空気を含んでくれます。
なんとか、なんとか身体から離れた暖かさが最後、ダウンジャケットにぶつかります。
すると。
「おいおい、せっかくここまで来たのにまた服で、おまけにたっぷり空気あるじゃんよ。もーいーよー。」
みたいな感じでしょうか。
モン・クレールのロングのダウン、欲しーなー(独り言)。


マフラーを着けるメリットは大きく、二つあります。
マフラーを巻くと、首が冷たい空気に直接当たる事を防いでくれます。

脳は、はたらく為にたくさんの血が要ります。
そしてそのたくさんの血を心臓から脳に届け、その脳から心臓に血を戻す為に、
首には実に太い血管があり、実に多くの血が流れています。

首が直接冷たい空気に触れると、特に脳から心臓に戻る血が冷やされ、
その冷えた血が心臓が冷やしてしまい、冷やされた心臓から送られた血が心臓から出て体全体に送られてしまい、
身体全体が冷えてしまいます。
ですからマフラーで冷たい空気から首を守るのは、理にかなっているのです。

またマフラーは、身体とトップスの間で体温で温められた空気が、
服の首元から逃げるのを防いでくれます。
トップスとマフラーの間に隙間が出来てしまうと、
せっかく、身体とトップスの間に出来た温かい空気が隙間を通して、
外に逃げてしまいます。
ですから、トップスとマフラーの間には出来るだけ隙間が出来ないように気を付けて下さいね。

また、特に心臓から遠い場所にある部分。
頭の両側にある耳、手や足の指先。
そういった部分は心臓から離れているので温かい血が届きにくく、
それでいて空気に触れる部分が大きいため、直ぐに冷やされてしまいます。
なのに、はたらく為にそれなりの血が必要になる。
ですから、特に冷え性でお悩みの方はこういった冷えやすい部分を出来るだけ、
冷たい外の空気に直接触れないように守ってあげる事、
これが大事になりますよ。
こういった、耳ですとか、手足の指先が冷えると、
その冷えた血がさほど温まらないまま身体の真ん中の方に戻っていってしまい、
体全体の冷えに繋がってしまうので、体全体の冷えを防ぐ為にも、
小物を大いに活用して下さい。


良い姿勢、美しい姿勢が大事という理由です。
身体の暖かさは実は、特に歩いたり走って前に進んでいる時。
背中からの方が逃げやすいのです。

気付かないうちに、
「寒い、寒い。」
と、肩をすぼめ、猫背になってしまっていませんか?
一度、お試し下さい。
わざと猫背になってみる。
逆に出来るだけ、背筋を伸ばして、良い姿勢、美しい姿勢になってみる。
猫背の時は背中に服がくっつき、良い姿勢の時は服と背中の間に隙間が出来るはずです。

前に、空気の膜がたくさんあると身体の周りの暖かさは外に行きにくくなる、と書きましたね。
良い姿勢になると、分厚い空気の膜が、何枚も背中の方に出来ます。
分厚い空気の膜が、暖かさが逃げやすい背中側に何枚も出来れば。
温かい空気は、暖かさが逃げやすい背中の方にたまっていてくれますよね。

「寒い!」と感じる時ほど肩をすぼめず、良い姿勢、美しい姿勢であって下さいね。
寒さを耐える為にも。
そして見栄えを良くする為にも。
寒い時ほど良い、美しい姿勢で颯爽と、カッコ良く歩く。
これは映える。
私はそう思いますよ。


寒い外から暖かい所へ入った時、そして暖かい所から寒い外へ出る前。

冬について言えば、ごく当たり前なのですが身体には大きく分けて、
「暖かいモード」と、「寒いモード」があります。
寒さをしのぐ為のコツ。
それは、身体の「寒いモード」を出来るだけ短く。
「暖かいモード」を出来るだけ長くしてやることです。

そして、この「寒いモード」と、「暖かいモード」の切り替わりなのですが、
「寒いモード」から「暖かいモード」に切り替わるのには時間がかかります。
逆に、「暖かいモード」から「寒いモード」に切り替わるのは、あっという間なのです。

寒い外から暖かい所に入ったら、上着や小物をはずす理由です。
どんなに身体が頑張ってもどうしても、手袋やマフラー等の小物、
そして上着は冷たい外の空気で冷やされて冷たくなっています。
人間は、一人では絶対に、と言っても過言ではないと思います、自然には勝てません。
ですから、冷たく冷やされたものは出来るだけ身体からはずしてやり、
身体を暖かい空気に触れさせてあげた方がいいのです。
そうしてやれば、時間のかかる「寒いモード」から「暖かいモード」への切り替わりが速くなります。

逆に、暖かい所から寒い外に出る「前に」、上着や小物等を身につけるのは、
身体が「暖かいモード」から「寒いモード」に切り替わってしまうのを防ぐため、です。
上着等を身に着けないまま外に出ると、身体はあっという間に「寒いモード」になってしまいます。
そしていったん身体が「寒いモード」に切り替わってしまうとその「寒いモード」は、
なかなか「暖かいモード」になってくれません。
ですから、暖かい所から寒い外に出る前に、
身体が「寒いモード」になってしまうのを防ぐために、
寒さから身体を守る色々なものを身に付ける事、これがとても大事ですよ。

また、暖かい所にいれば、暖かい空気に触れ、上着や手袋、マフラー等の小物は、
外にいた時に比べればずっと温かくなっています。
外に出てしまえばこの暖かさはあっという間に逃げてしまい、冷たくなってしまいます。
ですから、身に着けるのは、冷たくなってしまう前、温かいうちに。
それが大事です。


長くなってしまいましたが、少しは参考になったでしょうか。
私の場合、体質のせいか、寒いのにはかなり耐えられるのですが、
寒いのが苦手な方にとって、これからの季節は辛いでしょう。


どうぞ、暖かくして、身体を守り、
これから始まる寒い季節を健康に、過ごして下さいね。


最後までお読み下さった方へ。
感謝を込めて。
長文、最後までお読み下さりありがとうございます。


追記

上に書いた寒さ対策ですが。
基本的に、出来るだけ簡単な言葉を使って書きました。
何故かと言うと、読んで下さる方、その対象の軸足を、
中学生〜高校生くらいに置いたからです。

ですので、軽めの言葉遣いをしています。
もっと小難しく書く事も出来るのですが、
読んで下さる方に理解して頂けなければ、
私としては書いた意味がありません。

もっと書き方は無かったのか、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
ご理解下さればと思います。

コメント

>まゆさん

おおお?!
コメント、ありがとうございます!
光栄です!!

特に冷え性でお悩みの女性にとって、
これから3、4ヶ月は辛い季節が続きますよね。
タイトル、①と書いています。

この日記について言えば、即(だと思います。)、
実践出来る方法について書かせて頂きました。

②以降についてはちょっと、効果が出るまで時間がかかる。
あるいは、根本的に体質を変える。
そういった方法について書かせて頂きたいと考えています。

ぜひぜひ!
また読みにきて下さればと思います。

Paganini 2012年11月11日

こんばんは!
コメントでは初めまして!
ときふさまゆです!
(*^ω^*)

最初にお医者さんではない、と
前置きされてますが
そうとは思えないくらい
わかりやすく解説されてると
思います!!

真結は医学の知識がないですが
寒がりなのに、マフラーとかは
持ってないので使ってみたいと
思います。


難しくかかれるよりも
易しく書いていただいて
わかりやすーい!
(*>∀<)

また遊びにきます!

 ときふさ まゆ 2012年11月10日

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