La calle Santa fé サンタフェ通り

彼のアパートは中産階級が住む一角で
そこから、しゃれた名前のサンタフェ通りは歩いてすぐだった。
ここを気に行ったのは誰も周りを気に掛けず歩いていることだった。
これがホントノ都会のいいところだと思う。

そういった場所が日本にはない。
千葉という田舎はもとより東京でも
人はいつも周りを観察している。
そのくせ無愛想である。

彼が知ったパリやロンドンでは
他人の視線を感じなかった。
他の都市では、どうだったろうか。

毛皮のマダムが歩いている。
黒いTシャツで長髪の男が歩いている。
今は暑いのか寒いのか
どれも正解なのだ。午前と午後で10度は変わる。

快さは歩道の幅の広さもそうだった。
東京では青山産道くらいしかない。
人が歩くことが位置付けられている道
趣味が散歩というのが初めてわかった気がする。

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