東野圭吾『使命と魂のリミット』を読んだ。
本裏表紙にあるストリーを読むだけだと、医療ミスに絡んだサスペンスと主人公である研修医氷室夕紀の父親を手術で救えなかった西園教授への医療ミスの疑いを晴らしていく推理小説的なイメージを抱く。
でも、最終章近くなると、この小説のタイトルが『使命と魂のリミット』にふさわしい感動的な小説であることがわかる。
主人公夕紀が、死ぬ前に父親から「人間というのは、そのひとしか果たせない使命というものを持っているものなんだ。誰もがそいうものを持って生れてきてるんだ」と小説の最初のころに言われたことをただ格好いいねと子供心に思ったことが書かれている。
しかし、最後に自分の父親を故意に殺したかもしれないと疑念をいだき続けていた西園教授が、最悪の環境下でも患者の手術をやりきったとき、肌で西園教授がそんなことをする人間でないこと、また医師の無力さを実感し、西園教授への疑念が払しょくされていき、その言葉の意味を理解する。
医師とは無力な存在なのだ。神ではないのだ。人間の命などコントロールすることなどできない。できるのは、自分のもっている能力をすべてぶつけることだけだ。
うまく、伝えることが出来ないもどかしさがありますが、とにかく読んでみてください。
東野圭吾の中でもBest1だと思える小説だと思います。
使命と魂のリミット:角川書店 452P
2006年新潮社の単行本の角川書店による文庫化
コメント
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>DVDって単体で買えるんですか?
それはやはり、ちゃんと取り替えてもらわないと駄目なんだにゃ
kazu
2012年01月06日
なんだ、でもCD×3枚おんなじってのは凄いもん買ってっしまいました。
どれほど好きって感じですよね。
DVDって単体で買えるんですか?
ひろゆきさん、感染してますね(笑)
また、やってしまいました。
空賊
2012年01月06日
>例の握手券
イベント入場券なんだにゃ
kazu
2012年01月06日
●CDのみ
●CD&ミニ写真集
●CD&DVD
なんだにゃ
kazu
2012年01月06日
kazuさん、そういえば、咲ちゃんのDVDってあの4200円の中に入ってたんですか?
今日、ユニバーサルから電話があって、自分が買ったのはすべてCDだということで、ケースの大きさが違うのは写真が付いているからで、それもDVDではなく、CDだと。
結局自分は同じ曲のCDを3枚買ったことになるんですけど、例の握手券付きってkazuさんのとはどう違うんですか?
空賊
2012年01月06日
一応、したんだにゃ
でも、寒くて風が強かったので、
早めに切り上げて、○○会館の飲食スペースで、
缶ビールと缶チューハイを飲んでたんだにゃ
kazu
2012年01月06日
そういえば、kazuさん今日は仕事したんですか?
それとも日高屋ですか?
空賊
2012年01月06日
ひろゆきさんとは、タダ友なんだにゃ
kazu
2012年01月06日
ほんと繋がらないですよ。
auを使ってる人って、みんな平気なのかと思います。
ソフトバンク、変えたばっかしですから。
そう言えば、kazuさん、昨日ひろゆきさんとも、何気なく電話で話しましたよ。
空賊
2012年01月06日
>なんだ、でもCD×3枚おんなじってのは凄いもん買ってっしまいました。
だからあれは、イベント参加料なんだにゃ
咲ちゃんとハイタッチ出来たんだから、それはお金には換えられないんだにゃ