「真の花」について

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「真の花」

という言葉を　ご紹介したいと思います。

能の言葉です。

「真の花」は　能の創始者　世阿弥（室町時代初期）の

伝書『花伝』に伝えられる　言葉です。


世阿弥は　若い時に　たいへんな人気を博しました。

今の　アイドルと一緒です。

さながら　武井咲ちゃんのようでありました。

時の将軍　足利義満が　後見になるほどでした。


しかし　世阿弥は　　その一時的人気を

おそらくは　　信じていませんでした。

この人気を「時の花」と　捉えていました。

経験をつみ　芸を理解した上での花を

本当の花

「真の花」　　と伝えています。


soさんは　能のセミプロになりたいと　思ったことがありました。

また学者になりたいとも

小説家になりたいとも　思っていました。

そうならないまでも　　仕事　　あるいは日常を通じて

この　「真の花」を　　あらわすことが出来たらと

思っています。

とても　　　難しいことです。


あっ　　時々　　狂言入れよっと！


　写真上：能「杜若」　　　写真中：カキツバタ　　写真下：野村萬斎の狂言