遠き日に 母に背負われ 連れられし 今は手を引き 杖となるらむ
(とおきひに ははにせおわれ つれられし いまはてをひき つえとなるらむ)
玉磨
訳
「昔は、私が高熱を出したときは、私を背負って病院に連れて行ってくれた母だが、今は、逆に、私がつえ代わりとなって、母の手を引き、病院に連れて行くようになってしまった・・・月日が変わり、立場が逆転してしまった訳だが、それも恩返しということなのか」
結婚後、両親と折り合いが悪くなり、しばらく断絶状態が続いていましたが、
時間も相当経過し、またお互い年を取り、自然と和解の方向に向かっていきました
そんな折、父親が介護を受ける状況となり、母親も白内障を患っていることが判明し、このところ、会う時間が増えるようになって来た訳です
ついには、母親の左目の視力が0.06までなってしまい、手術を決断し、兄弟でなんとか時間を捻出して、病院に連れて行き、手術を敢行しました。
結果、無事成功し、今は視力が1.2まで回復することとなりました
そんな中で、病院には、こちらで手を引いて、連れて行くことになりましたが、
「昔は、高熱を出したときは、母親に背中におぶってもらって、病院に連れて行ってもらったな~」
と、昔のことが思い出され、作ったのが、冒頭の歌です
また、病院へ帯同しているときに、母親のかばんを代わりに持ったりしたのですが
あまりに古くなっていて、ちょっとかわいそうだな、と、買い替えを匂わせても、
「もう年だから、今更買わなくても・・・」とのこと・・・
そこで、昨日のプレゼントに至ったという経緯です
これから、してあげられることは、限りがありますが、今まで不義理をした分、少しでも挽回してみようかと思っている、今日この頃です
真面目バージョンで、お送りしました
裕紀さん、ありがとうございます。
え、そうですか・・・
早く回復するので、安心しました・・・くれぐれもお大事にして下さい
いえいえ、本当に危ない状況ですと、更新できませんから
まだ大丈夫という現状です
はい、引き続きよろしくお願いします