アイ・アム・ナンバーワン (￣^￣)☆☆☆

えーとね、

小学校の低学年ぐらいの、

ちっちゃい頃のお話だよー。



俺の家の前って、細い路地になってて、

ちっちゃい頃は、同じ年ぐらいの男の子が

近所にたくさんいて、いつもこの路地で遊んでた。



この路地から一本出ると、

一方通行の、

たまーに、配達のトラックとかが

ノロノロ運転で通 るぐらいの道路がある。



それで、この頃、

この道路で手頃なトラックが通ると、

友達と二人でトラックの後ろに回って、

走っ て追いかけて行って、

ジャンプしてしがみつくっていう遊びをしてた。


トラックの後ろって、結構つかまるとこもあって、

踏み台みたいのもあるから、簡単なんだよね。


それで、

イシシシシー、って笑って、

適当なとこで、せーので飛び下りる、みたいな。




で、ある日いつものように、

この友達と遊んでたら手頃なトラックがやってきて、

『やろーっ！』って。



それで、手慣れた感じで飛びついて笑ってたら、

この運転手さん、

細い道なのに結構ス ピード上げて、


友達と顔見合わせて、

『あれ、なんかヤバいぞー』って。



この道路、少し先まで行くと、

大通りに出る信号があって、

一回赤になるとなかな か信号が変わらないんだよねー。


多分、運転手さん、

信号が青になったの見て、

なんとか渡っちゃおー、

みたいな感じだったと思う。



それで、どんどんスピード上がって、

もうジャンプするの厳しいぐらいだったんだけど 、


友達はヤバいって思ったのか、

何の合図もしないで、俺をおいて一人で脱出しち ゃった。


振り返って見たら、友達は着地失敗して道路に転んでた。



それで、いつも二人一緒だったのに、

俺、突然一人になっちゃって、

急に超怖くなっち ゃって、


でもトラック、どんどんスピード上がっていって、

青信号抜けて、


大通りに出ち ゃったーーーーーっ(>_<)(汗)



この大通り、片側2車線の、

かなり交通量の多い道路なんだよー。


後ろの車の人もビックリしたみたいで、

クラクション鳴ら して、

トラックの運転手さんに教えてくれてるんだけど、

気付くわけないよね。


まさか自分のトラックの後ろに

子供がしがみついてるなんて。



（次の信号で止まりますよーに(>_<)）

って祈ったけど、


その信号も青で抜けて、

更にスピードがーーっ、


キャーーーーーーーーーーっ、

怖いよーーーーーーーーーっ(>_<)(汗)



結局、大通りに出て、

２つ目の大きな交差点の信号で止まって、

やっと降りれた。



俺、７丁目に住んでるのに、

学校で 、

『遊ぶ時は７丁目から出たらダメです』

って言われてたのに、


強制的に５丁目まで 連れてこられちゃったよ。




俺、いろんなこと、やらかして、

たくさんケガしたり、

たくさん怒られたりしても、

全然、泣いたこと無かったんだけど、


これは、あまりにも怖すぎて、

さすがに、泣いちゃったよー(T^T)



でも、これ、

友達に話す時は、泣いちゃったことは言わない。


『俺、5丁目まで行ったんだぜー(￣^￣)』

って、全然、怖く無かったしー、な感じで言う。


そうすると、それを聞いた友達が、

別の友達に、

『ハーフくん、トラックにつかまって、

5丁目まで行ったんだよーっ』


ってなって、

いたずらっ子達の間に、武勇伝として広まる。



ちなみに、近所の団地にあった、

誰も怖がって、やれなかった、急で長ーい階段を、


初めて、自転車で降りるのに成功したのも、

俺だよ(￣^￣)


『俺がやるっ！！』

って言って、


1回目は、途中でビビって、前ブレーキかけちゃって、

そのまま前のめりに転倒して、


自転車ごと転がり落ちて、

ハンドルと泥よけが、ひん曲がっちゃったけど、


2回目に成功した。


こういう武勇伝が、ステータスになる。




アイ・アム・ナンバーワン、だよー(￣^￣)☆☆☆






男の子って、

バカだなー(*´∇｀*)☆☆☆