脳を鍛える?

今読んでる「戦争と平和」がなかなか時間がかかる。読んでから黙って感想書けばいいのですが、「この本読んだらなんか偉い感じするな」っていう気もあって、良くいえばそれを楽しみにもして読んでいます。長いけど、読むのが嫌にはならないし、刺激に他の本何冊かと平行して読んでいるし、長い本のほうが長く読めていいやん、と思います。小説にとって長い、とは、なかなか自分が思うに値打ちのあるもんだな、と思いました。長い本が与える威厳、っていうのを、ひけらかすためや他人をバカにするためではなく楽しむ、っていうのは良いスタイルではないかな、と思います。

「脳を鍛える」という言い方、最近になってクローズアップされてますね。脳トレという言葉が流行っています。その言葉が流行れば素晴らしいし、僕が自分の見解を持ってちゃんとした偉い人のせっかくの提唱にケチはつけられません。そういう気分はなく、脳も筋肉のようなもので使ったり休ませたりして成長するのだと思います。けど、筋肉を鍛えるのは筋細胞を壊して修復時に強くなるらしいのですが、脳が壊れたり傷いったら大変な事でしょうね。ネットの掲示板にとりつかれたように書き込んだりネットでバカにしたりされたりしていると、脳に傷が出来るらしいです。僕もそういう経験あります(そういう場合、僕が悪いケースの方が多いのですよね)逆に、良い小説を読んでいるとモノクロームの名画を見ているように、脳が川のせせらぎみたいなものに包まれて脳へのリラックス、安らぎと共に心地よい刺激を感じます。
茂木健一郎さんの「アハ!」ってなんか良い意味で恥ずかしいですが笑 まさに素晴らしい知識や問題の答えに出会った時、アハ!みたいな感じで疲れるどころかすっきりするみたいな感覚、ありませんか?頭使って単に疲れるだけなら得意な教科でも好きになれませんよね。筋肉が肉を食べ傷を得て求め合い酸素を吸って二酸化炭素を吐く肉食動物なら、脳は日光と水を餌にたくさんの種子を撒き二酸化炭素を酸素に変える植物のようなものかも知れませんね。
真剣に傷付いた悲しみって、きっと心の傷にはなっても脳の傷にはならないんだろう、と思う。真剣度合いが違っても音楽でも、本当に純粋な悲しさは涙は心を打つ。泣いたら独特の気持ち良いような感覚にも僕はなる。
そうではなくて汚くて、残酷で、時にはナンセンスな事が脳の傷になるだろう。時に話題や利益の為のショッキングな作品や下らない悪口言う言われる。

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