日本人。

これだけの、“大災害”に見舞われても、“日本人”はパニックを起こしたり、

“略奪”“暴動”などの行為には、決して走らない。食料品等の買出しにしても、

整然と列に並び、文句を言う人間（ひと）は、まず、居ない。ガソリンスタンドに

おいても、そうだ。敢えて、国名は挙げないが、80年代に、或る国で、大規模な

停電があった。その時に、人々は、暴徒化し、当たり前の様に、食料品等を

“略奪”したり、何の意味があるのか、商店の窓を割ったりしていた。中には、

まるで“お祭り騒ぎ”をしている人間も居た。

しかし、“日本民族”と言う、一つの“国民性”とでも、言おうか・・・日本人は、

そんな“暴挙”には、出ないし、何より、お互いに困った時には“助け合い”を

する民族なのだ。それは、歴史的に観て来ても、間違いない。

日本人は、今回の不幸な“大災害”を、受けても、東北、関東地方の

被災者の方々が、略奪を行ったり、暴徒化した・・・と言う報道は、一切ない。

むしろ、被災された方々同士で、助け合い、この不幸な事態を乗り越えよう

・・・としている。そして、被災された方々同士だけではなくて、被災していない

地方の方々も、一丸となって、“困った時は、お互い様”と言う機運があり、

盛り上がり、何とか手を差し延べようではないか、と言う、具体的な行動も

多々見られる。私は一人の日本人として、そんな動きを、とても、素晴しい事

だ、と思うし、誇らしくさえ思う。

私も、微力ながら、そんな皆さんと、行動を共にしたい、と思っているし、

実際、そうさせて頂いた。しかし、その行動を、“一過性”のものにはせず、

引き続き、その様に行動して行きたい、と思っている。

ただ、被災地の方々に、是非ともお願いがあります。食料品等を、お買い求め

に為られる際には、自分達だけの事を考えずに、必要な量だけを買って、

なるべく同じ被災者の方々にも、食料品等が、万遍無く入手出来る様に、

“買い控え”を、為さって下さい。宜しく、お願い致します。

（『日本人』と言う、タイトルを付けているが、在日の外国人の方々を、疎外した

発言では、決してない事をご理解下さい。被災された、在日外国人の方々

にも、心からのお見舞いと、お悔みを申し上げます。）