連日放映される被災地を見ていると、何か今までの価値観とか死生観が変わるような気がします。
今まで、死は生から遠く離れたものだというような感覚が、漠然とありましたが。
現代社会そのものも、死を出来るだけ遠ざけ、忌むものとして隠すようにしているところにも、原因があるのかもしれませんが。
でも、そうではなかった。
死は生の隣か、あるいはすぐ後ろにあるものだったのですね。
わかっているつもりでも、わかってなかった。
当たり前の日常あるいは命は、ふとした事で簡単に失われてしまう。
そう思うと、この世の“お金とか地位とか名誉”といった世俗のものは、なんか色あせて見えてきましたね。
過ぎ去った過去にとらわれることなく、まだ来ぬ未来に思いをはせることなく…。
「今」を一生懸命、生きる事が大切ですね。
そう考えれば、無性にさきゆきが不安になって、無意味な買い占めなんかに走ったりはしないはずですが。
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