朝食後、山頂小屋をあとにして例年の如くに御浜池の龍神様にご挨拶にいくのだが、今度はそこでショックを受けた。
昨年、一昨年と比べて水量の少なさにいささか気になってはいたのだが、今年はそれよりもさらに水かさが減っていた。
実際、池の畔に降りると泥臭い臭いが漂ってきた。
あの独特の透明さを誇った御浜池。そしてそこに息づく神秘。
その見る影すらなくなっていた。
また、季節が変わると水量が戻ってくるのかもしれないが一体どうしたことなのだろう。
この日から修験者の峰入り。かの者達もこの聖地におもむいたはずだ。
そして、この姿を見てどう思うだろう。
もし、何かの環境の変化であれば早急に手を打たなくてはいけないの
ではないだろうか。
降りる途中、小さな蛇を見た。龍神様でなければよいのだが。
来年は以前の姿を取り戻してくれるのだろうか?
この後ネットを検索したところ
今回と同じくらいの水量の写真もあった。どういうことなのだろう?
夏休みの宿題として来年へ持ち越しですか・・・
こんなことを書くと何なのだが、かの聖地と崇める人たちがいる場所であるのだがそれを感じない人にとっては単にめずらしい場所、きれいな場所となり我が物顔でふるまっているようなものもあった。
近代がもたらした均質的な時空間という認識や人間中心という観念のせいもあろう。
そこへたどり着くまでにそれなりの禁が施してあろうから敏感な人ほど信仰の山に入る場合は慎みを持つのが無難であろう。
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