“人生”の意味と意義。

昨日の20時頃、アメリカの父から一本の電話が入った。『お前は、直接

被災した訳ではないから、被災した○○や○○や・・・に、助け舟は出して

やったのか?』と、具体的な父の縁の人物名や、会社名を挙げて、私に

聞いて来た。父:『○○や、○○や・・・からは、お前からの助け舟の話は聴いた

が?』・・・私:『はい、でも○○さんや○○さんや・・・は、そんなに被害を受けて

いない、と仰っていましたので・・・』父:『そんなのは、社交辞令に決まっている

だろう。すぐ、助けてやれ。』私:『はい、しかし・・・』父:『お前は、そう言うところ

で気が利かんから駄目なんだ。』私:『・・・』父:『解ったのか?』私:『はい・・・』

・・・父は、それだけを言って、ガシャンと、一方的に電話を切った。昔から、

父と私のやり取りは、いつもこんな調子なのだ。これが、当たり前なのだ。

私は、高校までは、父から学費は出して貰えた。しかし、大学の学費は、一切

出しては貰えなかった。何故ならば、父の言った学部に進まなかったからだ。

もっと正確に言うならば、父の言った学部の推薦は貰ったのだが、私自身が、

父に無断で、その推薦を辞退したから、父が激怒した結果だった・・・。

『そんなに自分で学びたい事があるならば、自分の力で学べ。』と言われて、

高校卒業と同時に、実家からも追い出された。当然の事ながら、一銭も

持たされずにだ。私も、意地になって、大学に通い、一応留年する事なく

卒業した。大学院にも、進んで学び、博士号の一つでも取得したかったが、

現実的には、無理だった。だから、大学卒業と同時に就職した。あるサービス業

に就き、28歳までそこで働いた。28歳の時に、病に掛かり退職せざるを、

得なかった。とても好きな仕事で、定年まで、その仕事で働くつもりだった

のだが・・・つまり、18歳の時に、家を追い出されてから、28歳までは、

父の世話には、一切ならなかった。しかし、28歳の時に掛かった病に寄って

職を失い、途方に暮れていた時に、私が今住んでいる地方に、仕事で来ていた

父に呼ばれて、私は来るしか無かった。そして、父の下で働きながら、資格を

取得した。その時点から、私は父に“借り”が出来てしまった。だから、父親

同士が決めた結婚も断れなかった。愛の無い結婚をし、愛の無い生活をし、

全く、無味乾燥な日々を過ごしていた。だが、元妻は色々と努力をしてくれて

いた・・・そして、私に『どうしたら、好きになってくれますか?』『どうしたら、

愛してくれますか?』と、結婚当初は、しきりと私に聞いて来た・・・私も、決して

彼女に冷たく接していたつもりはなかったが、彼女には、私が愛していない事

は、解っていたらしい・・・と言うかバレていた。私が浮気をしたりしていた訳

では無かったのだが・・・。しかし、そんな結婚生活も、当然の事ながら破綻し、

私はまたしても父に“借り”を作ってしまった。つまり・・・私は、“自分の人生”

を歩む事は許されず、例え、父が天に召されようとも、父の影に怯え、父を

越える事の出来なかったコンプレックスに苛まれながら、詰まらない一生を

終えるしか無いのだ(嘲笑)。そんな、人生もある。

コメント

Takaさんへ。

先ず、“トモッチ様”と、お呼びになるのは、止めて頂けませんか(笑)?

もっと、ザックバランに、会話をしませんか?そんなに、私に対して、
お気を遣われる必要性は、全くありませんし、私自身は、大した人間
でも、何でもありませんからね?
私も、サービス業に携わっていた人間ですので、もっと、“かしこまった
話し方”をしよう、と思えば、いくらでも出来ますし、“”難解な言い回し”や、
“難解な漢字”を使おう、、と思えば、いくらでも出来ます。
しかし、それでは、私自身の“真の考え方”や、“本心”と言うものが、貴方
にも、伝わらない・・・と、想うのです。(決して、貴方を見下げている訳では
なくて・・・ですよ?)
所謂、“建前論”になってしまう、と私は考えるからです。
ですから、お互いに、肩の力を抜いて、会話をしませんか?
この提案は、私からの、貴方への“お願い”です。
宜しく、お頼みしますね?

トモッチ☆ 2011年03月21日

お久しぶりですexclamation×2偉大なお父様をお持ちでいらっしゃるんですねわーい(嬉しい顔)

でも最近思うのですが…父と言う存在は越えては成らない
存在なのではと…

私の父はトモっち様のお父様のいらした世界とは異なり庶民生活に近い場所で
公務員として定年まで勤め上げました
私は父とは違う人生を歩み父と違う出会いがあり父と違う
目標に向かっていて父を超えたと思う瞬間もありますが
矢張傲りではと思うのです
何故なら私には父の様な働きはとても
難しいから…
何を言われたとしても堪えなければ成らないなんて…

トモっち様は
どうお感じになられますか?

2011年03月20日

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