久しぶりの更新ですが・・・
3月29日(火)に大阪長居スタジアムで開催された
「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ」は盛り上がりましたね。
日本代表が2点決め、Jリーグ選抜も44歳のカズが貫禄のゴールで
カズダンスを披露し、日本中に興奮と復興への勇気をもたらしました。
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ストイコビッチ監督が話していたように、あの試合は1試合以上の大きな価値と
意味のある試合だったと思います。
「どう受け止められるかは分からないですけど、
きょうは全力でプレーすることだけでした。」
という、本田の言葉がとても印象的でした。
首都圏電力不足のこの時期、関西での開催といっても、
ナイターで試合を実施すること自体に賛否両論ありましたが、
サッカーというスポーツが被災地に希望を与えたことは、
あのニッポン・コールが証明してくれたのではないでしょうか?
さて、試合のほうはというと・・・、
いよいよザッケローニ監督の代名詞でもある3-4-3システムがお披露目となりました。
3名のDF(ディフェンダー)の前が左右のSH(サイドハーフ)と
中央2人のCH(センターハーフ)4人の中盤で構成される、
トルシエ監督時代以来の3バックシステムがうまく機能するのか
非常に興味深いところでした。
このザッケローニ流3-4-3のポイントは【スライド】です。
つまり、トルシエ流のラインデフェンスともサンフレッチェ広島のペトロヴィッチ流の
オランダ型3バックとも大きく異なることが、この試合でよく分かりました。
トルシエは主に3-5-2システムを多用しました。
このフォーメーションはフラット3とも呼ばれ、3人のDFが横一列に並び、
ラインを高く保ちボランチとのスペースを狭めてゾーンで守るという、
オフサイドラインのシンクロを高める実に前衛的かつリスキーな守り方でした。
では、サンフレッチェ広島のペトロヴィッチ流(オランダ型)と
ザッケローニ流はどこが大きく異なるのか?
両方とも守備時に3-4-3の「4」の部分、
つまり中盤のMFから1人がDFに入るという部分は変わりませんが、
そのMFからDFへの動き方が大きく異なります。
▲・・・MF ●・・・DF
ペトロヴィッチ流(オランダ型)
攻撃時
▲ ▲
▲ ▲
● ● ●
守備時
▲ ▲
△→ ▲ △
↓
↓
● ●←○ ● ●
このようにDH(ディフェンシブハーフ)が、
DF中央に吸収され4バックを形成します。
では、ザッケローニ流の【スライド】とはどういうことか?
▲・・・MF ●・・・DF
ザッケローニ流
攻撃時
▲ ▲ ▲ ▲
長友 遠藤 長谷部 内田
● ● ●
守備時
△ ▲ ▲ ▲
↓ 遠藤 長谷部 内田
↓
↓
● ○→● ○→● ○→●
長友
このように一方のサイドで相手チームがボールを持てば、
まず3バックがそのままボールのサイドへと横にずれます。
(上記の図は右サイドから攻められた場合)
・・・と同時に、逆サイドのSH(上記の場合は左サイドの長友)が
下がって対応し、スペースを埋めるようにしていました。
内田と長友の攻撃力を考えると、
このザッケローニ流の3-4-3は大いに機能するはずです。
オフェンス能力とディフェンス能力を兼ね備えた内田と長友には、
なるべく中盤の高いエリアでプレーさせたいという彼の意向が伝わってきますね。
間延びする場面も多く、まだまだ改善の余地はありますが、
完成度が高まれば今年から始まる2014年ワールドカップ予選にむけて、
大きな武器になることはいうまでもないでしょう。
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コメント
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文面からも几帳面さが出ていますね。
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もんちゃた
2011年04月13日
がんばれ日本!!ちゃちゃちゃ!!