真っ白な紙。

あのさ、真っ白な紙と鉛筆があって


『何を書いてもいいよ』


って言われると、すぐには何を書いていいか思い浮かばなくて、迷ったりするよね。




絵でもいいし、文字でもいいし。




でも、鉛筆を持って、何気なく書き始めると、それをキッカケに次から次に書くことが浮かんできたりする。




気が付いたら、もう紙いっぱい埋めつくされて、一番最初に書いた絵や文字が、どれだかわからなくなっちゃう。






花の絵いっぱいで埋まってたり



大好きな人への想いで埋まってたり



行ってみたい場所の風景だったたり



お仕事のグチだったり


欲しいものだったり






もしかしたら、憎しみだけで埋まっちゃうかもしれない。








元々は、真っ白な紙。


どんなふうにも埋められたはずだよ。








どうせなら、楽しいこといっぱいで埋めたいよね。









あ、また新しい紙がもらえた。





楽しいことでいっぱいだった人は、その続きを。




そうでなかった人は、前の紙は丸めてポイで、目の前の新しい真っ白な紙を見つめて。









さあ、何を書こうか。



最初の一筆目が、大事だよ。









今度こそ、みんな、楽しいこといっぱいで埋まるといいね。



この紙だけじゃ足りないぐらいに。











紙も鉛筆もたくさんあるから




楽しいこといっぱい、好きなだけ書いてね。