主人のお母さん[おばあちゃん]
去年9月に、肺ガンで亡くなりました。
81歳でした。
母は21年5月
肺ガンと宣告されました。
乳ガン手術をして9年が経ち、年2回の検診にも異常なしと言われてきていたので、
もう、転移の心配ないね。
大丈夫だね。
と言っていた矢先の事でした。
定期検診で発見。
肺ガンである事。
転移とかではなく、肺からの原発的なものである事。
手術が不可能である事。
肺内に転移している事。
余命1年。
余命の事以外は、母も、私と主人の妹と一緒に聞かされました。
え、本人を前にして、言っちゃうのぉ[?]
でした。
高齢の母、しかも、東京の公団団地で一人暮らし。
私は、余命宣告されちゃった以上、抗がん剤治療せずに、引き取る(栃木に)事を提案しました。
でも、旦那は、抗がん剤治療をするべきだと…。
私…たとえ、それで半年長く生きれたとしても、その半年が病院生活だったら意味ないよ。
それに、ベッド生活していたら、足腰弱っちゃうし、ボケちゃうよ。
今だって、ボケ心配なのに…。
今、普通に生活できる状態の時に、いっぱい想い出作ってあげようよ。
こっちに、お母さん連れて来ようよ。
と、懸命に話ししたけど
旦那…おふくろも、抗がん剤治療するって言っているから。
で、入院する事になった。
1週間、点滴による抗がん剤治療で入院。
1週間、帰宅して、効き目や副作用を観察。
また、1週間入院。
違う薬の点滴投与。
副作用の心配があり、何かあったら、病院まで車20分の東京自宅に戻る。
その繰り返し。
私も、東京と栃木。行ったり来たりの生活。
最初の入院で、髪はすっかり抜けました。
三日目位にお見舞いに行くと、
母は、かぶっていたニット帽を取って
「パセリちゃん!こんなになっちゃったの。
あっという間に抜けたの。
触ったら、ガバッて手にくっついてくるんだもの。ビックリよ。
息子(私の旦那)はお父さん似だと思っていたけど、こうして見ると、私って息子に似てるよねぇ」
と笑ってた。
旦那はハゲてる。
(笑ったでしょう笑える場面でないのに、笑ったでしょう)
私、しばらく、声がでなかった。
でも、一生懸命に、明るくしているお母さん。
私…お母さんねぇ、
お母さんが、息子に似てるんじゃなくて、息子がお母さんに似てるんだよ。
しかし、見事だねぇ…
ツルツル。
って、病院で、二人で笑った。
でも、帰りの車の中、涙が止まらない。
拭いても拭いても溢れ出て止まらない。
途中で車止めて、気持ち落ち着かせても、
また溢れ出てくる。
あんなに明るくしているけど、お母さんの方が、いっぱいいっぱい泣いたよね。
手に髪がガバってついてきた時、どんな思いをした事か…。
涙、止まんない。
すみません[m(_ _)m]
長~くなりますので、今日はこの辺で。
また、つづく です。
コメント
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こんばんは
パセリさんの日記読みながら、義理の父のこと考えて、思わず胸にこみ上げるものがありました
義父も7年前にガンで亡くなりましたが抗がん剤治療は本人も家族も本当に辛いですね
今年の夏休みは帰省する方か多いそうですが(のびたも妻の実家からですが)、人とのつながりや絆に思いを寄せたいと思います
ハーフさん、
どこか痛い訳でなく、熱がある訳でもなく、
この時の母は、まだ、何の自覚症状もなかったのです。
母…病院って、時間が長いねぇ。
時計が止まっているんかと思っちゃう。
って、母は、笑って言っていました。
偉い人だと尊敬します。
明日、つづきをいれますね。
また、読んで下さいね
パセリさん、こんばんは~
そっかぁ~
余命1年……
うん、旦那さんとしては、自分の親だし、少しでも長く……
その気持ちもわかる……
でも、俺は
『どれだけ生きるか』
じゃなくて
『どう生きるか』
な考えだから、やっぱしパセリさんの考えに賛成な感じだな~。
これは、病気の人だけじゃなくて、普通に健康であっても、考えは同じ。
『どれだけ』より『どう』
だから、明日人生が終わったとしても、悔いが無いように、今日を全開、が理想。
うん、パセリさんの涙に、もらい泣き
ぶりかまさん、
56歳は、早過ぎる死でしたね。
お気の毒でしたね。
母も、とてもきれいなお顔で亡くなられて…。
それだけは、良かったです。
抗がん剤治療をするかどうかは、むずかしい所ですよね。
もし、しないを選択した場合、
亡くなった時、
治療をしていれば、もっと生きたかもしれない。って悔やむ事になるのかも…。
旦那は、自分の親だから、少しでも長く生きていて欲しいと思った訳なのです。
だけど、検査ばっかりで、
やせ細った骨と皮だけの腕に、しょっちゅう針を刺されていて、
針の跡だらけ。
いくつも、紫色になっちゃっていて
可哀相に思いました
私は、自分の親だったら、しないを選択する。
たぶん…。
日記の続きは、明日載せますね。
また、読んで下さいね
コメント、ありがとうございます
東京では、お盆は7月なんです。
お寺が東京なので、先月、新盆を済ませてきました。
でも、やっぱり、お盆な感じで…。
今日は、朝から、母の事を考えちゃってました
お母さん、辛かったでしょうね
気丈なお母さんだったんですね
普通泣き言の一言も言いたくなりますよ
怖い気持ちを押し殺して明るく振る舞う
僕には出来ません
今日からお盆!
天国のお母さんに感謝を送る大切な日ですね
akiさん、
ありがとうございます
母は、泣き言一つ言わず、いつもニコニコしていました。
でも、心中を考えると…
やっぱり、泣けてきちゃいますよね。
本当に、立派な母でした。
のびたさん、
義理のお父様もガン…
抗がん剤も、効果があってくれればよいのですが…。
ガンに限らず、家族の誰かが病気になると、
本人が一番辛いのですが、家族みんなも大変です。
健康が一番ですね