夜の言葉

目の前の出来事に散漫になりがちな昼間に対して



夜の言葉は



ウラが見えない故に 思いをめぐらすことができる



今日一日を 一つのものへと結ぶ作用が働く







来週からは学校が始まり あわただしくなるのだが



今週は その分の空き時間がある



ネットやテレビを見ていると



なにやら そこで「語られる現実」に呑み込まれそうになる



同じ暴力的な画像を何度も見せられ



悪意むき出しな言葉に曝され



大きく 揺さぶられまいとの思うのであるが



尖閣諸島や原発問題のどさくさ紛れに



人権法案が閣議決定されたことが うやもやにされて



未来の歴史への地雷が埋め込まれる



やがてくるかもしれぬ 暴力に翻弄される時代



災害よりも むしろそちらの方が心を痛い



子供たちが大人になった時代



暴力が一つの正統な言語となっていたどうだろう



ブレーキのない社会 歯止めのない民意



加害者の側にまわれば問題ないわけではあるまい



過去にそのような歴史を持つ日本であるからこそ



絆をはき違えてはいけないのだ



夢は夜に育つのだ



夢の大きさが 明日の豊かさであるのだ

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