大相撲の横綱・北の湖、大関・北天祐らを生んだ名門・三保ヶ関部屋が、秋場所(15日初日・両国国技館)限りで消滅することが決まった。
元大関二代目増位山の師匠・三保ヶ関親方が九州場所中の11月16日の定年を迎え、後継者がいないことから幕を閉じる。
現在、三保ヶ関部屋なはロシア出身の幕内・阿覧ら力士8人を含め、元小結・播竜山の待乳山親方や行事、呼び出しら計14人が在籍している。
今後の移籍先は所属する出羽海一門の中で調整し、春日野部屋などが候補に浮上している。
三保ヶ関部屋は、元大関・初代増位山が1950年に再興させ、横綱・北の湖や息子の大関二代目増位山や大関・北天祐ら名力士を育てた。1984年11月の定年に伴って、現師匠が父から継承した。
最近、角界では横綱・初代若乃花や横綱・輪島らを輩出した花籠部屋が昨年5月に、横綱・大鵬らが育った二所ヶ関部屋が今年1月に閉鎖し、後継者不在や部屋経営の難しさわ理由に、伝統を誇る名門が相次いで消滅している。
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