ライブ映像の若干の考察

つい先程BSで、昔から好きなミュージシャンのライブを放送していた

といっても勿論録画放送で、こちらも録画した訳だけど、ファンというのは多分に主観が入るので、ただただ没入し感動していた

ところが、ふと冷静に観れたりする瞬間になると、色々と粗も見え隠れする(これもある意味ファン故か)


いわゆるカッティング・編集というやつ


ライブを生で観る時の心理として、ミュージシャンと同じ時間と場所を共有している喜びを噛み締めようと、あらゆる五感を駆使して記憶に留めようとする

ある人はミュージシャンを片時離さず見つめているだろうし、ある人は舞台装置や他の観客に目が行くだろう

恐らく、ありとあらゆる情報を脳内で編集し記憶する
自分だけの体験を作り上げるのだろう


ところが、映像作品になったモノを観ると、自分の記憶、思い、理想、願望と掛け離れてしまう可能性がある

そりゃそうだ

でももどかしい


大体、映像作品を作る事前提でライブはしないだろうし


もっとここはアップ、ここはロング、と更に脳内編集しながら観る事になる


編集に正解はない、故にライブ映像の編集マンは大変だろうな

基本、ファンはまず納得しないのを承知で編集しなければならない


…と思いながらも、自身も録画データを自分流に編集(CM切ったり、自分のタイミングでチャプター打ったり)する訳で、流転する事象だ

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