『演奏しない軽音楽部と4枚のCD』

今、読み終えた本です。
『演奏しない軽音楽部と4枚のCD/高木敦史』(ハヤカワ文庫)

ハヤカワ文庫と云えば、海外小説のイメージが強いですが、
最近では新鋭の作家を積極的に起用しています。
スタンス的にはKADOKAWAの「メディアワークス文庫」に近いのかも。
この著者もライトノベル出身の作家さん。

音楽にまつわる謎解き学園モノ。
タイトルの通り、演奏しない軽音楽部員の青年(理由が音楽室だと遠慮せずに放課後に音楽を聴けると云うのがいい。苦笑)
そこに、軽音楽部の友人を頼って女生徒が謎のCDを持ってやってきます。
それは早くして亡くなった叔母が残したダイニングメッセージ。
彼女はこのCDをなんのために女生徒に託したのか。
かなりマイナーな音楽CDの特色をうまくミステリーに連動させた連作短編集。
この本を読んだら、ちょっとモチーフになったCDを探したくなりました。

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